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労働者17人が死傷した全南(チョンナム)麗水(ヨス)国家産業団地内の大林産業(株)ポリエチレン工場貯蔵槽爆発事故当時、事故現場から40m余り離れて配管作業をしていた労働者たちは‘可燃性ガスが除去されていない’として事故の4時間程前に撤収していた事実が明らかになった。
全国プラント建設労組麗水支部と全国民主労働組合総連盟全南本部は19日、大林(テリム)産業工場爆発事故を調査した結果、爆発事故が起きた去る14日、事故地点から40m余り離れた配管保守に投入されたDプラント労働者35人は‘配管のガス除去(purge)が100%できていない’として午後4時頃に作業現場から撤収したと明らかにした。 だが、近隣の貯蔵槽で補修していた下請け労働者らは夜間作業を強行し6人が亡くなり9人が負傷したし、大林産業職員2人も負傷した。
Dプラントの労働者キム・某氏は「配管内のパージができなくて状況が安定的でなかったため午前8時から午後5時まで昼間だけ仕事をして撤収した。 配管交換のために溶接機を設置したが作業はできなかった」と話した。
調査団を率いたチョン・ジョングン全南道議会議員(前、大林産業労組委員長)は「工場を止めて行なう大整備時は全体工程を綺麗に空にして一斉に作業をする。 今回の事故時はパージできなくて危険な状況なのに、そのような事情をよく知らない超短期契約職労働者を貯蔵槽に投入して大惨事を起こした」と話した。
また、事故当時の14日午後には貯蔵槽と連結された太さ3インチの配管が強く揺れ動くなど、危険な状況があったという証言も出てきて、貯蔵槽が不安定な状態だったことを裏付けた。 これに対して大林産業側は今まで「作業のために貯蔵槽内部を窒素と空気で十分に置き換え、ガス残存有無を点検した結果、問題がなかった」と話した経緯がある。
19日午前9時頃、麗水葬儀場では今回の事故で亡くなったパク・ジュンマン(41)キム・ジョンテ(53)チョ・ゲホ(38)ソ・ジェドク(54)イ・スンピル(42)キム・ギョンヒョン(38)氏など労働者6人の告別式が行なわれた。 遺族たちは突然失った悲しみに勝てず嗚咽した。 チョ氏の息子であるインホ(8・小1)君は 「パパ行っちゃだめ」と叫んで発作を起こし、キム・ギョンヒョン氏の老母チャン・チョンジャ(74)氏は白い布で覆われた息子の棺をとめどなく撫でて周囲を悲しませた。
遺族たちと労働者500人余りは午前10時頃、麗水産業団地、大林産業ポリエチレン工場前で路祭を上げた。 シン・ソンナム プラント建設労組麗水支部長は追悼辞で犠牲者の名前を一人ずつ呼び「抑圧と弾圧、苦痛と心配がない所に行ってゆっくり休んでください。 守れなくて本当に申し訳ない」と涙まじりに話した。 労働者の遺体は麗水零落公園と順天(スンチョン)蓮華院で火葬された後、各々の故郷に安置された。
麗水/アン・クァノク記者 okahn@hani.co.kr