"原子力発電所広報内容を書き写し、IEAを‘IAEA’に誤打まで全く同じ怪しいツイッター アカウント65ヶ…‘コメント’事件が明らかになった日に活動停止"
ウォン・セフン(62)国家情報院長が国家情報院内部網(イントラネット)の‘院長様指示・強調お言葉’掲示板を通じて国家情報院職員に国内政治介入を直接指示した内部資料が明らかになった中で(<ハンギョレ> 18日付1・3・4面)、この掲示板に上げられた対国民世論戦指示内容をそのまま実行に移したツイッターアカウントが確認された。 また、このツイッターアカウントの文をリツィットしてまき散らしたアカウント65ヶが発見され、国家情報院職員がツイッターでも組織的に世論操作を行ったという疑いが起きている。
ウォン・セフン院長は2012年11月23日‘院長様指示・強調お言葉’掲示板に 「最近IAEA事務総長が‘韓国のように資源のない国が原子力発電所を活用するのは賢明. 管理もよくされている’と好評した内容を、原子力発電所地域の住民たちに広報すること」という指針を掲示した。
これは李明博前大統領の原子力発電所政策に対する批判世論を封じるためのものと見られる。 だが、この指示事項は事実関係に一部誤りがあった。 ウォン院長が引用した発言をした人物は、国際原子力機関(IAEA)ではなく国際エネルギー機関(IEA)事務局長だった。 ウォン院長が指示を与えた日、マリア・ファン・デル・フーフェン国際エネルギー機関事務局長はソウル三成洞(サムソンドン)のコエックスで開かれた韓国エネルギー政策国家報告書発表行事で 「韓国が強力な原子力産業発展を効果的に成し遂げたし、高い水準の可用性と信頼性、効率的な原子力発電所運営と低費用建設を通じてこの部門で全世界のリーダー隊列に入った」と話した。 ウォン・セフン院長または彼の指示事項を掲示板に上げる国家情報院職員が国際エネルギー機関を国際原子力機関と勘違いしたものと見られる。
ところが5日後二つのツイッターアカウントがこの指示事項をエラーまで含めてそのまま書き写した。 2012年11月28日あるツイッター利用者(wlsdbsk)は「IAEA事務局長、‘韓国のように資源がない国家で原子力発電所を活用するのは賢明で、管理もよくされている’と好評」という文を残した。 同日また別のツイッター利用者(taesan4)も「IAEA事務局長、‘大韓民国のように資源がない国家で原子力発電所を活用するのは賢明で、管理もよくされている’と好評... このような専門家意見にもケチをつけるのか?」という文を作成した。
二つのアカウントは昨年6~7月に生成され、12月11日を最後に活動が中断された。 12月11日はインターネット世論操作疑惑を受けている国家情報院職員キム・某(29)氏のオフィステルを民主統合党関係者たちが急襲した日だ。 キム氏が露出するやツイッター活動もいっせいに止まったものと推定される。 このアカウントのツイッターで作成された文の内容もキム氏が‘今日のユーモア’掲示板に書いた文と似ている。 海軍基地建設に反対する済州(チェジュ)住民と市民団体、安哲秀(アン・チョルス)・李正姫(イ・ジョンヒ)当時大統領候補、全教組などを批判する内容だ。 このアカウントは去る1~2月に完全に閉鎖された。
この二つのアカウントの文を組織的に伝播した別のツイッター利用者も明らかになった。 treatmentt*** らはこの二つのツイッターアカウントが残した文を含めて一日100件余りずつリツィットしたが、このように互いに相手方の文をリツイットしながら組織的に活動したものと見られるツイッターアカウントが65個に及ぶ。 65ヶのアカウント全てが12月11日以後、活動を止めた。
一方、国家情報院は18日報道資料を出して<ハンギョレ>が報道した‘院長様指示・強調お言葉’の存在を認めた。 チェ・ユビン、チョン・ファンボン記者 yb@hani.co.kr