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シヒョン氏が決済した12億,‘MB秘密資金’可能性

登録:2013-03-06 20:21 修正:2013-03-06 23:55
‘告発されたMB一家’捜査の核心は
イ・シヒョン氏

 李明博(72)前大統領のソウル内谷洞(ネゴクトン)私邸用地安値買入疑惑を捜査したイ・グァンボム特別検事チームは、李前大統領の息子イ・シヒョン(35)氏のアパート貸切保証金資金が李前大統領夫妻の隠匿資金から出たものと疑い追跡したことが6日確認された。 また、特検チームは‘私邸用地購入に使った6億ウォンを伯父のイ・サンウン(80)ダース会長に借りた’というシヒョン氏の主張にも信憑性がないと判断した。 今後、検察がこのような資金の出処を暴くかが注目される。

 特検チームのある関係者は「イ・シヒョン氏の資金能力を確認する過程で、ソウル三成洞(サムソンドン)のアパート貸切保証金の資金内訳を把握したが、6億4000万ウォンの大部分が大統領府職員名義でシヒョン氏に渡された」として「その金は李大統領の公職者財産登録には含まれていないもので、李前大統領の秘密資金、もしくは夫人キム・ユンオク氏から出たものと見えた」と話した。

 内谷洞事件と関連した‘札束ミステリー’の核心は、シヒョン氏の三成洞アパート貸切保証金の資金と、私邸用地購入費用の内、伯父に借りたと主張した6億ウォンが果たしてどこから出てきたかだ。 これらの金が実際に李前大統領側から出たとすれば贈与税脱漏で租税脱漏疑惑の適用が可能だ。

内谷洞(ネゴクトン)特検時、両資金ともに疑い
イ・サンウン氏から借りたという私邸費用、実際には渡されていないと判断
2010年 三成洞アパート住宅保証金、大統領府職員名義で渡され出処に疑問…

 特検チームは当時シヒョン氏の貸切資金の出処と関連して、李前大統領夫妻が保管してきた資金と疑うに足る情況をある程度把握したことが分かった。 特検チームは捜査期間満了の五日前である昨年11月9日夜、シヒョン氏が2010年に契約したソウル三成洞のヒルステート アパートの貸切保証金資金6億4000万ウォンの出処と関連して口座追跡令状の発給を受けた。 契約金6000万余ウォンを除く残りの金は大統領府財政チーム職員が旧券紙幣などを小切手に変えた後に口座などを通じてシヒョン氏に送っていた事実が確認された。 だが、李前大統領が捜査期間の延長要請を拒否したために最終出処は確認できなかった。

 特検チーム関係者は「最終貯水池を把握するには大統領府財政チーム職員はもちろん李前大統領夫妻まで調査しなければならず、捜査期間の延長が不許可になった上に特検捜査範囲を越えるという論議があり、それ以上は進行できなかった」と話した。 また別の特検チーム関係者は「1万ウォンの旧券紙幣を使った点等から類推すれば、資金の一部は2007年大統領選挙時に使って残った大統領選挙の残金と見えもした」と話した。

 特検チームは‘伯父に6億ウォンを借りた’というシヒョン氏の主張も信じなかった。 イ・サンウン会長から金を受け取ってきたという当日の行跡などを追跡した結果、実際に金が渡されなかったと判断した。 イ会長は資金の出処と関連して 「ソウル道谷洞(トゴクトン)の土地売却代金を投資したファンド収益金を保管したもの」と主張したが、道谷洞の土地は2007年大統領選挙の時に李前大統領が実所有主ではないかという論難が提起された経緯がある。 また、李前大統領の実所有主論難が起きたダースで100億ウォン台の秘密資金を作った疑い(<ハンギョレ> 2012年11月9日付1・4・5面)が2008年BBK特検の時に捕捉された事実も明らかになった。

 ソウル中央地検は参与連帯などが李前大統領を告訴・告発した事件と関連して、内谷洞私邸用地安値買入れ疑惑事件は1次捜査をした刑事1部(部長 チョ・サンチョル)に、民間人不法査察事件は刑事3部(部長 イ・ヒョンテク)に配当した。

キム・ジョンピル記者 fermata@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/576877.html 韓国語原文入力:2013/03/06 19:55
訳J.S(1735字)

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