検察が去る大統領選挙を控えて正修奨学会チェ・フィリプ理事長と<文化放送>(MBC)イ・ジンスク企画広報本部長などの正修奨学会持分売却秘密会合内容を報道した<ハンギョレ>チェ・ソンジン記者の通信秘密保護法違反疑惑を捜査しながら、チェ・ソンジン記者の10ヶ月分の通話記録を全て調べていたことが明らかになった。 検察が公訴事実と関係のない日常的取材活動や私生活を覗き見たことになり過剰捜査という指摘が出ている。
21日ソウル中央地裁刑事5単独イ・ソンヨン判事の審理で開かれたチェ記者の初公判で、ソウル中央地検刑事2部イ・ポンチャン検事はチェ記者の2012年1月1日から10月15日までの携帯電話通話記録を証拠として提出した。 ここには6500件余りの通話内訳が含まれていて、チェ記者が電話をかけたりチェ記者に電話をかけた相手方の電話番号、通話時刻および時間、通話位置などチェ記者の日常と動線が明らかになる情報がそっくり含まれていた。
だが、問題の秘密会合は10月8日にあり、<ハンギョレ>は10月13日と15日付にこのような内容を報道した。 検察の公訴事実もこの日に限定されている。 イ検事は「チェ・ソンジン記者とチェ・フィリプ理事長の普段の関係がどうか、チェ理事長の同意を受けて録音したかなどを把握するために確認したまで」と主張した。
これに対してチェ記者側のキム・ジンヨン弁護士は 「事件発生の10ヶ月前のことまでそっくり露出する記録を検査が覗き見て、これを法廷に提出するのは私生活の侵害」と批判した。
イ・ギョンミ記者 kmlee@hani.co.kr