国家情報院の選挙介入疑惑が次第に深まっていることと関連して 「大統領選挙結果が無効化されかねない事案でもある」という主張が出ている。 官権選挙で民心が爆発し李承晩自由党政権が崩れたことを思い出す世論も頭をもたげている。
18代大統領選挙に無所属候補として出馬したカン・ジウォン弁護士は4日午前、平和放送ラジオ<開かれた世の中の今日、ソ・ジョンビンです>に出演して「万一、国家情報院や警察がこのような形で選挙に介入した事実が明らかになればこれは4・19革命が起きた状況と似ている。 非常に深刻な問題だ」と主張した。
カン弁護士はまた「公務員は中立性を守ることになっており、選挙に介入すれば大変なことになる」とし「ところで他の公務員でもなく国家情報院が介入したとなればもう話にならない」と強調した。
警察の捜査態度に対してもカン弁護士は疑問を提起した。 カン弁護士は「警察がずっと隠してきて突然(大統領選挙直前に中間捜査結果を)発表した」として「結局、警察も世論造成のために介入したのではないか。 (国民が)途方もない疑いを持っている」と話した。
それと共にカン弁護士は「どこの国の警察と政府機関が選挙に介入するか。 万一、長期化して騒々しくなるならば予想できない‘途方もない事態’が起きるかもしれない」と主張した。
イ・ジェファ弁護士(民主社会のための弁護士会司法委員会)も4日CBSラジオ<キム・ミファの皆さん>と行った電話インタビューで 「国家情報機関が先に立って国民の意思を歪曲したことであり、明白な官権選挙で、全貌が明らかになれば大統領選挙自体が無効になる理由になりうる程に深刻だ」として、今回の事件の深刻性を憂慮した。
‘国家情報院職員の(コメント)表現の自由’と主張する国家情報院の論理に対して、イ弁護士は「公務員個人は表現の自由を享受しなければなければならないと考える」としつつも「ところがこの事件の場合、国家情報院が表現の自由を云々するのはコメディ」と一喝した。 彼はその理由として「国家情報院が表現の自由を伸張させてきた機関ならば別だが、表現の自由にことごとに介入し弾圧してきた機関が今になって表現の自由を云々するのは牛が笑う」とし「組織的に大統領選挙政局で世論操作のために業務時間に早く退勤させ世論操作をした事件をどうして表現の自由云々するのか」と問い詰めた。
一方、国家情報院の大統領選挙介入疑惑を主張して国家情報院から名誉毀損疑惑で告発されたピョ・チャンウォン前警察大教授は4日、自身のツイッターを通じてウォン・セフン国家情報院長に公開討論を提案した。 ピョ前教授は「地上波、総合編成、ケーブル、インターネット放送どんなメディアでもかまいません。 私はあなたの不法選挙介入疑惑を提議するために教授職を投げ出してきたし、代理人をして告訴する姑息な手を止めて、1:1で正面対決するのが礼儀ではないですか」と尋ねた。
それと共にピョ前教授は「国家情報院の壁に懸けられた48ヶの名前のない星たちは今でも日陰で生命と安全をかけて祖国と民族のために献身している要員の名誉、これ以上恥をかかせないで欲しい」と叱責し「私が誤解しているというならば公開討論に応じて下さい」と促した。
ピョ前教授が言及した‘48個の名前のない星’は国家のために献身して命をかけた国家情報院職員を賛える星印表式をいう。
民主社会のための弁護士会と参与連帯は5日共同声明を通じて警察の事件縮小・隠蔽疑惑も糾弾した。 これら団体は声明で「警察の捜査に対して国家情報院の影響が作用しうるのは、警察をはじめとする情報機関に対する情報およびセキュリティー業務の企画調整権限が国家情報院に付与されている構造と関係がなくない。 私たち団体は国家情報院のセキュリティー業務企画・調整権限を廃止して、これを国家安全保障会議(NSC)事務局に順次委譲しなければならない」と主張した。
ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr