朴槿恵(パク・クネ)大統領当選人は李明博大統領の任期末親戚・側近赦免の動きに否定的な意見だと10日与党の核心要人が明らかにした。 イ・サンドク前議員の宣告公判は24日午後2時に開かれる予定なので旧正月特別赦免対象に含めることが可能になった。
朴槿恵(パク・クネ)当選者と近い与党核心要人は‘任期末特赦推進’に関して朴当選人が沈黙している理由を尋ねる質問に対して 「朴当選人は李明博大統領が絶対に自身の兄であるイ・サンドク前議員らを赦免できないだろうと判断している」と語った。 この要人は「イ・サンドク前議員を特赦で赦免するためにはそれ以前に刑量が最終確定しなければならず、李大統領が赦免を実際に推進する場合、国民的反発が避けられないだけにこれを強行することはないと期待する」と話した。 朴当選人側のこのような気流は、李大統領が国民大統合を名分にイ・サンドク前議員とチェ・シジュン前放送通信委員長、チョン・シニル セジュンナモ会長など親戚・側近要人を特別赦免しようとする動きに事実上反対するものと解釈される。 李前議員は昨年7月、貯蓄銀行ロビーと関連した斡旋収賄などの疑いで拘束され、現在1審裁判が進行中だ。
この要人はしかし、朴当選者が前に出て李大統領の赦免権行使に問題提起しはしない意向であることを表わした。 彼は「イ・ドンフプ憲法裁判所長指名者は任期が朴当選者と重なり、適切に調整する必要がある人事問題だ。 だが、李大統領の赦免権行使は李大統領自ら適切に決める問題」と話した。 朴当選者の別の核心側近も「朴当選人は李大統領が直接イ・サンドク前議員と側近の赦免問題に関して明確な言及がない状況で、公開的にその不適切性を指摘することは適切でないと考え、ひとまず沈黙していると理解している」と話した。
イ・サンドク前議員の宣告公判は24日午後2時に開かれる。 ソロモン貯蓄銀行などから数億ウォンを受け取った疑い(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄など)で拘束起訴されたイ前議員と検察が控訴できる期間が7日であるだけに、双方がともに控訴しなければ旧正月(2月10日)前に刑が確定される。
ソウル中央地裁刑事21部(裁判長 イ・ウォンボム)審理で10日午後に開かれた裁判で検察は「色々な証人の陳述、犯罪行為当時の状況など間接事実から推し量り被告人に対する公訴事実が充分に認められ、被告人が公職者として巨額の金品を受け取っていながら反省せずに容疑を否認している点などを勘案した」としてイ前議員に懲役3年と追徴金7億5000万ウォン余を求刑した。
イ前議員は最後陳述で自身の主張を書いた10枚余りの自筆文書を大きな声で読みあげ自身が潔白だという主張を曲げなかった。 イ前議員は「証人の証言にこらえがたい怒りを感じた。 国民に心配をかけて失望させた点に対しては申し訳ないと考える」と話した。 検察はまた、イム・ソク ソロモン貯蓄銀行会長から不法政治資金など1億4000万ウォンを受け取り、イ前議員がイム会長から金を受け取る時にこれを共謀した疑いを受けているチョン・ドゥオン セヌリ党議員には懲役1年6月に追徴金1億4000万ウォンを求刑した。
チョ・ヘジョン、パク・テウ記者 zesty@hani.co.kr