西帰浦市(ソギポシ)江汀マウル(村)の住民たちが済州(チェジュ)海軍基地予算が含まれた来年度予算案の国会処理を控えて直接国会を訪問し来年海軍基地関連予算案の全額削減を訴えた。 住民たちはまた、朴槿恵大統領当選人に「国民大統合を実践するという真正性を見せるには地域住民との対話に積極的に取り組まなければならない」と主張した。
江汀マウルの住民たちと済州軍事基地阻止汎道民対策委員会、済州海軍基地建設阻止のための全国対策会議などは24日午前10時、国会前で記者会見を行い海軍基地建設工事の一時中断と再検討を要求した。 先月28日、国会国防委員会で野党議員の不参加の中で通過した済州海軍基地建設関連来年度予算は2009億ウォンで現在 予算決算特別委員会で審議中だ。
江汀マウル会は要請文を通じて「国家安保事業と言いながら、どうして地域住民と軍が反目する事業にならなければならないのか。 住民と江汀マウル守りなど690人を越える人が連行され22人が拘束されたし、480人以上が刑事処罰を受けた。 国家が住民たちをこのように暴力的に追い出して事業を進めるならば、国家は誰のために存在するのか」と反問した。
住民たちは「国家安保事業の目的を納得できるように明確に説明せずに、住民の自発的な譲歩なしで進行された事業であるために葛藤がより一層深まった。 設計ミス問題に火が点いて15万t級クルーズ船2隻の自由入・出港問題に深刻な疑問が提起されもした。 台風でケーソン7基が毀損され、不良施工問題まで起きて国家予算浪費の標本となっている実情」と批判した。 住民たちは「工事強行を招かざるを得ない来年度海軍基地関連予算をひとまず削減して暫定的な工事中断と真相調査および再検討に乗り出さなければならない」と要求した。
一方、海軍基地反対運動を生命平和運動に発展させて、江汀マウル会と江汀マウル守りを支援するための‘江汀の友人たち’という団体が22日に創立されて本格的な活動に入った。 コ・クォンイル江汀マウル海軍基地反対対策委員長が代表に選出され、14人の運営委員と共に集いを導いていく。 江汀の友人たちは今後、江汀マウル後援会員を国内外で募集して、国内外江汀生命平和活動家を支援する活動を繰り広げる。 来年夏には済州および全国江汀生命平和大行進を江汀マウル会などと共に推進する予定だ。
ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr