19日、セヌリ党が朴槿恵大統領候補の選挙費用に充当する‘朴槿恵ファンド(仮称)’を募金すると明らかにするとネチズンたちの非難が相次いでいる。
イ・サンイル共同スポークスマンはこの日ソウル汝矣島(ヨイド)の党事務所で行ったブリーフィングで「当初セヌリ党は選挙費用を選挙補助金、党費募金、候補者後援支援金の約27億9000万ウォン、そして金融圏からの借入れで充当しようとしたが、朴候補を支持する一般国民から十匙一飯で寄与する機会が欲しいという要請が多くてファンド募金を行うことに決めた」と話した。 朴槿恵 ファンドの目標金額は法定選挙費用制限額559億ウォンの半分の250億ウォンで、来る25~26日の候補登録前後に募集する。
しかしネチズンは先立ってセヌリ党側が野党圏候補らのファンド募金に対して「不純な意図」と批判したことに言及して、朴候補のファンド募金に冷たい視線を送っている。
パク・ソンギュ セヌリ党選対委スポークスマンは去る2日、中央選挙対策本部会議非公開ブリーフィングで「野党ではファンドを使って募金をしている。 だが、不純な意図を持つ悪い金に繋がる可能性がとても高い」と話した。 当時、パク スポークスマンは「セヌリ党が追求している選挙がきれいな選挙」、「きれいな選挙はお金と関連があり、それでセヌリ党では選挙資金を党員たちの党費、公式的な後援支援金、金融機関からの借入れを通じて解決するつもり」と話すなど、野党圏候補らのファンド募金を卑下するような発言をして論難を招いた。
言論人コ・ジョンソク氏は自身のツイッター(@kohjongsok)で「なぜこんなに笑わせるのか? 朴槿恵ファンド? なぜそんなことが必要なんだ?」と皮肉った。 ツイッターID@cj****は 「セモリ(訳注:鳥の頭の意で、セヌリ党を揶揄する表現)党、自分がすればロマンス、他人がすれば不倫、悪口の達人‘セモリ党の実体」と批判した。 @sez****は「目標額が問題ではなく、何人の国民が参加することになるのでしょうか?」と質問し、@oo***は 「行方不明になったトラック単位の取引がいよいよ水面上に浮上するかも…。」と書いた。
「金融機関からの借入れを通じて解決するつもりだと言っていたのに、借りられなかった?」(@iha****)、「文在寅(ムン・ジェイン) ファンドやったから、言葉を変えるのがセヌリ党の専売特許とはいえ、一ヶ月も経たずにひっくり返すのは度が過ぎるじゃない~」(@alr***) などの意見も続いた。
オム・ジウォン記者 umkija@hani.co.kr