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キム・ジェボム(柔道金メダリスト) "食事の席だと思った" …セヌリ‘説明無しに招聘’恥さらし

原文入力:2012/10/02 20:27(1517字)

←朴槿恵セヌリ党大統領候補が2日午後ソウル、汝矣島(ヨイド)の党事務所で‘秋夕(チュソク)民生および選挙準備状況点検会議’を主宰するのに先立ち、ファン・ウヨ代表(前列右側三番目)とイ・ハンク中央選対委議長(前列右側二番目)等と共に大統領選挙勝利を誓ってファイティングと叫んでいる。 候補者競選に参加したイム・テヒ前大統領室長(前列左側二番目)とアン・サンス前仁川市長(右端)も中央選対委共同議長を務めて参席した。 イ・ジョンウ先任記者 woo@hani.co.kr

食事の席に出席して任命状を与え恥さらし
ソン・スク、キム・ヨンテク 発表して取消騒動
本人の確認もなしに名望家の名前を取り上げ

セヌリ党がいいかげんな選挙組織人選発表で連日混線をきたしている。

 セヌリ党中央選挙対策委員会、地域選挙対策委員会、国民幸福推進委員会などは最近各界各層の外部人士に対する招聘または、招聘検討事実を発表したが、当事者たちが‘事実無根’とし反論している。

 朴槿恵セヌリ党大統領候補は先月28日、大邱(テグ)・慶北(キョンブク)選対委出帆式に参加したロンドン オリンピック柔道金メダリストであるキム・ジェボム選手に直接共同選対委員長任命状を伝達したが、3日後の1日これを取り消した。 キム選手はこの日セヌリ党に任命状を返却した後、自身のミニ ホームページに「食事の席と思って行ったが、このようになった」と明らかにし、選対委員長任命と関連して具体的議論がなかったことを明らかにした。 これと関連して慶北選対委の中心人物は「キム選手が慶北道党青年委員長と懇意にしていて、出帆式の日‘食事でもしに来なさい’と招請したが、現場で即興的に2030対策委員長を務めてはどうかという話が行き交ってこのようになった」と話した。

 委員数が300人を越えるマンモス級国民幸福推進委も、先月28日俳優ソン・スク、キム・ソンニョ氏と詩人キム・ヨンテク氏などを迎え入れたと発表したが、当日夕方にこれら3名を含め7人を当初名簿から削除するなどの騒動を起こした。 ソン・スク氏は金大中政府の時に環境部長官まで務めたし、キム・ヨンテク氏は野党圏と縁があると知られており、発表当時言論の関心は彼らに集中した。 だが、ソン・スク氏は「現在、放送進行をしていてセヌリ党とは政治的指向も違うのに、私がどうして朴槿恵候補キャンプに名前を上げることができるか」と反論したし、他の人々もセヌリ党に合流する意向はないと明らかにした。

 コン・ソギン中央選対委員長や国民大統合委員長も‘風船’ばかりが乱立している。 パク候補側ではソン・ホグン ソウル大教授、キム・ジハ詩人、チョン・ウンチャン前国務総理などを挙論しているが、彼らも全て 「朴候補キャンプに行くつもりはない」として一線を画している。

 党内外では朴候補の外縁拡大のために大統領選挙組織に進歩指向または斬新なイメージの名望家を布陣させようと努めた結果、キャンプ内部で一種の‘招聘競争’が広がってこうしたことが起きているという批判があふれている。 セヌリ党のある核心党役員は「人一人をキャンプに入れようが入れまいが何の差があるか」として「朴候補が性急だという感じを与えているだけだ」と話した。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/554057.html 訳J.S