原文入力:2012/09/28 16:50(1457字)
外注警備員 暴力物議かもしているが、監督はおろか
"警察・民間警備 協調しよう" 祝辞 論難
民主弁護士会 "警察、職務遺棄" 批判
幹部 "儀礼的行事に過ぎない" 釈明
外注警備業者の不法暴力が議論になっているなかで、これら業者を管理監督すべき警察高位幹部が警備業利益団体の行事に参加し祝辞を述べて、警察楽隊まで動員して行事を支援していたことが明らかになった。
韓国警備協会は去る21日午後ソウル、永登浦区(ヨンドンポク)の空軍会館で‘第3回民間警備の日’行事を行った。 この日の行事には京畿(キョンギ)地方警察庁長官出身のセヌリ党ユン・ジェオク議員と国会行政安全委員会所属の同党キム・キソン議員、イ・インギ前国会行政安全委員会委員長などと共にホン・イクテ警察庁生活安全局長が参加した。
行事を主催した韓国警備協会は1978年に設立された国内最大の警備業利益団体だ。 大規模警備会社から去る7月にSJM工場で暴力事態を起こしたコンテクタスに至るまで1700余りの業者が会員会社として加入している。
この日の祝辞でホン局長は 「民間警備と犯罪情報を交換して犯罪現場に合同対応するなど犯罪予防と犯人検挙を協調することにより、警察と民間警備が共に共生することができるよう努める」と話した。 続けて最近推進されている警備業法改正案について「規制がさらに強化された内容として議論される予定なので、今後警備業界の困難も予想される」として「警察庁でも警備業界全体の発展に助けになる方向で法改正のために努力する」と明らかにした。
これに対してチャン・ジョンウク参与連帯行政監視センターチーム長は「労働現場に対する不法暴力など構造的暴力を防ぐための外注警備業者管理監督強化が優先視される状況で非常に不適切な言動」と批判した。
警察はこの日の行事にソウル地方警察庁所属の吹奏楽団と警察音楽隊を送って祝賀公演もした。 警察のこのような態度はSJM外注警備暴力事態の直後とは全く違う。 キム・キヨン警察庁長官は去る8月8日の記者懇談会で「外注警備暴力事件と関連して国民が警察の役割に対して深刻な疑問を持ったようで残念」としつつ警備業者の一斉点検に乗り出した経緯がある。
民主社会のための弁護士会(民主弁護士会)のイ・グァンチョル弁護士は「公権力が担わなければならない治安領域に民間警備業者が入ってくるようほう助したどころか警察がこれを鼓舞するような発言をするのは職務遺棄であると同時に憲法を冒とくするもの」と指摘した。 イ弁護士は「監督対象である警備業者行事のために警察組織まで動員して参加したこと自体が最近問題となっている警備業者の‘私設暴力’に対する問題意識が欠如したことであり、これを見過ごした警察庁長官は弾劾対象モノ」と批判した。
‘民間警備の日’は2010年6月、カン・ヒラク当時警察庁長官が警備企業等が開催した‘主要20ヶ国首脳会議(G20)対備民間警備決意大会’行事に参加したことを契機に作られた。 今回の行事に参加したホン・イクテ局長は「警備業の健全な育成と発展のために参加した」とし「儀礼的行事に過ぎず拡大解釈しないで欲しい」と話した。 イ・ジョングク記者 jglee@hani.co.kr
原文: 訳J.S