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朴槿恵 また‘秋夕(チュソク,訳注:旧盆)連休の恐怖’?

原文入力:2012/09/21 22:10(1346字)

←セヌリ党朴槿恵大統領候補(右端)が21日午前、京畿道(キョンギド)城南市(ソンナムシ)、板橋(パンギョ)のテクノバレーグローバルR&Dセンターで催された京畿道広域・基礎議員ワークショップで参席者たちと国民儀礼をしている。 城南(ソンナム)/シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr

アン・チョルス出馬後、支持率逆転
2006年にも秋夕連休後に
李明博候補との格差拡大

 12月大統領選挙前の世論の最も大きな変曲点に挙げられる秋夕を控えて、朴槿恵セヌリ党大統領候補の支持率がぐらついている。

 21日世論調査機関‘リアルメーター’が発表した世論調査(95%信頼水準、誤差範囲±2.5%)結果を見れば、朴候補とアン候補の2者対決でパク候補は支持率44.0%を得て49.9%を得たアン候補に誤差範囲以上で後れを取った。

 朴候補は<SBS>が世論調査機関の‘TNSコリア’に依頼して21日に発表した世論調査(95%信頼水準、誤差範囲±3.1%)でも支持率42%で、アン候補(48.2%)に逆転された。 3ケ月前の調査では朴候補(46.8%)がアン候補(43.2%)を誤差範囲内で僅かに上回っていた。

 朴候補はアン候補だけでなくムン・ジェイン民主統合党大統領候補にも猛追撃にあっている。 2者対決結果を見れば、リアルメーター調査では朴候補が46%、ムン候補が47%を得たし、<SBS>調査では朴候補が44.9%、ムン候補が42.3%で激しい接戦を行っている。 <SBS>の3ケ月前の調査では朴候補(54.5%)とムン候補(33.3%)の格差が21.2%あった。

 このような結果はアン候補の大統領選挙出馬宣言とムン候補の民主党候補確定などによる‘コンベンション効果’のためでもあるが、朴候補の硬直した歴史観、チョン・ジュンギル前公報委員の不出馬脅迫波紋、親朴槿恵系ホン・サドク、ソン・ヨンソン前議員の相次いだ金品授受関連醜聞など相次ぐ朴候補側の悪材料も影響を及ぼしたと見られる。 特に朴候補が‘朴正熙時代’を客観的に評価できず、支持層を拡張する上で限界を表わしているという話が朴候補側からも出ている。

 朴候補側は‘秋夕ジンクス’が再演されるかと思い不安に思う雰囲気だ。 朴候補は昨年の秋夕頃、ソウル市長選挙不出馬を宣言したアン・チョルス候補に支持率を逆転されて、しばらく苦戦をまぬがれなかった。

 また、前回の大統領選挙ハンナラ党候補競選でも朴候補は李明博当時候補ときっ抗した戦いを行っていたが、2006年秋夕以後に支持率格差が二桁以上に広がり、以後はこれを挽回できなかった。 名節には首都圏居住者が故郷へ降りて行き‘首都圏の民心’が地方に広がる傾向がある。 首都圏と若年層の支持基盤が弱いうえに最近支持率がぐらついている朴候補には‘秋夕’が不利な要素として作用しうるということだ。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/552818.html 訳J.S