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学資金貸出 返済できない大学生 さらに増加

https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/552642.html

原文入力:2012/09/20 22:03(1178字)

信用留意者になる可能性 昨年7500件→今年2万4451件‘爆増’

政府保証学資金貸出の中で一般償還学資金貸出を6ヶ月以上返済できなくて信用留意者(旧 信用不良者)になる状況に置かれた人々が大きく増えていることが明らかになった。 授業料を大幅に下げるなどの対策が必要だという声が出てきている。

 国会教育科学技術委員会ユ・キホン民主統合党議員が20日韓国奨学財団から提出させた‘一般償還学資金貸出現況資料’を見れば、昨年2学期に7.07%だった延滞率が半年後の今年1学期には7.17%へ小幅上昇したことが分かった。 延滞金額も2901億ウォンから3074億ウォンに増えた。

 特に6ヶ月以上借金返済ができずに信用留意者として登録される危機に瀕した貸出件数は昨年1学期の7500件から2学期には1万2475件へ、今年1学期には2万4551件へ急増した。 償還期日が次々と到来することに伴う純増加分もあるが、最近厳しくなった経済状況のせいで増えた部分もあると分析される。

 財団側はこれら長期延滞者の中で納付計画が確実な人々を対象に利子を少しずつ割り引いたり分割納付できるようにするなどの措置を取っている。 それでも信用留意者として実際に登録された人々は大幅に増加している状況だ。 昨年2学期までに財団が登録した信用留意者は8082人だったが、今年1学期には1万4285人に増えた。 財団は信用情報法により6ヶ月以上延滞者の場合、銀行連合会共同電算網に信用留意者として登録しなければならない。

 財団側は「信用留意者の場合、モラルハザードが発生しない範囲で延滞利子を割り引いたり償還期日を管理するなどの支援制度を運用している」と話した。

 政府が保証する学資金貸出残額現況を見れば、一般学資金が4兆3000億ウォン、所得7分位以下の学生だけが申請できる '心強い' 学資金が3兆ウォン、農漁村居住者だけが申請できる農漁村学資金が4000億ウォンだった。 ここに2005年から2009年まで韓国奨学財団設立以前の政府保証貸出残額まで合わせれば計11兆7000億ウォンに達する。 債務を負っている在学生と卒業生だけでも190万人余りと集計された。

 ユ・キホン議員は 「基準金利は少しずつ低くなっている反面、政府保証学資金貸出の延滞利率は2005年以後一度も引き下げられたことがない」として「半額授業料政策を実現して学費負担を下げることが根源的解決法になるだろう」と話した。

チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr

原文: 訳J.S