原文入力:2012/09/18 08:08(1544字)
カン・イルウォン(53・前ソウル高裁部長判事)
瑞草(ソチョ)アパート3億ウォン減らし申告
取得・登録税など1740万ウォン余 納めず
"公職者として申し訳ない" 釈明
体重未達で兵役免除も
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カン・イルウォン(53・前ソウル高裁部長判事・写真)憲法裁判所裁判官候補者がアパート取引価格を3億ウォン安く申告して巨額の税金を脱漏していたことが確認された。
民主統合党憲法裁判所裁判官人事聴聞特別委が17日入手したカン候補者のアパート売買契約書などを見れば、カン候補者は2000年5月に現在居住中のソウル、瑞草区(ソチョグ)、蚕院洞(チャムォンドン)のアパートを4億8000万ウォンで購入したが、瑞草区(ソチョグ)には1億8000万ウォンで買ったと申告していた。
アパートの取引金額を4億8000万ウォンとして申告したとすればカン候補者が納めなければならない税金は登録税1728万ウォン、取得税1056万ウォンなど計2784万ウォンだったが、カン候補者は取引金額1億8000万ウォンを基準として登録税648万ウォン、取得税396万ウォンを納付した。 アパート取引価格を安く偽って申告して税金1740万ウォンを脱漏したわけだ。
これについてカン候補者は「きちんと処理されていると思ったが聴聞会を準備しながら法務士が実取引価額より少ない金額で売買価格額を申告していた事実を知った」として「公職者として申し訳ないと考える」と釈明した。
カン候補者が体重未達で兵役免除判定を受けた過程も18日に開かれる国会人事聴聞会で論議の的になるものと見られる。
民主党が入手したカン候補者の高等学校生活記録簿と兵籍記録表などを見れば、高等学校3学年だった1977年にカン候補者の身体充実指数(体重と身長の関係で栄養状態を現わす指数)は103だった。 兵籍記録表に記録された身長167㎝を基準として計算してみれば、当時カン候補者の体重は47.9㎏だったものと推定される。
以後、ソウル大法学科4年の時である1981年4月15日に初めての徴兵検査でカン候補者は身長167㎝、体重45㎏と出てきた。 当時の規定によれば体重45kg以上、47kg未満は再検査対象だった。 1年後の1982年4月27日、2回目の徴兵検査でカン候補者の体重は43㎏に減り、結局兵役免除判定を受けた。 当時の規定は身長が155cm未満や体重が45kg未満である場合、兵役が免除された。
これについてカン候補者は「82年4月身体検査当時、司法試験に合格した状態なので軍法務官として勤めたかった」として「判定官に‘体重を45㎏として記録して再検査を受けさせてほしい’と要請したが拒絶された」と話した。 カン候補者は 「軍服務の免除を受けたことを常に恥ずかしく思ってきたが、兵役を回避しようとする意図は全くなかった」と付け加えた。
カン候補者の夫人が三星電子株式680株(17日終値基準 8億9420万ウォン分)を保有している点も検証対象になるものと見られる。 カン候補者は「妻が未婚だった時期に妻の父が妻の名義で公募に応じて新株を取得したもの」とし「公職者倫理法により2006年4月株式白紙信託審査委員会審査を経て職務関連性がない株式と判定を受け適法に保有中」と説明した。
キム・ウォンチョル、ファン・チュンファ記者 wonchul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/552177.html 訳J.S