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朴槿恵‘人民革命党に続き、また、超大型悪材料’…今度はホン・サドク 金品授受疑惑

原文入力:2012/09/17 20:13(1870字)

←ホン・サドク セヌリ党前議員が17日午後ソウル、汝矣島(ヨイド)の党事務所で去る4・11総選挙を控え、ある中小企業代表から不法政治資金を授受したという疑いで中央選挙管理委員会に告発されたことについて釈明する記者会見を終え、会見場を出でいる。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

セヌリ、ホン・サドク告発に不安

内部では 「ひとまずは見守ろう」としながらも
‘側近不正’で政治刷新は褪色
"ヒョン・ギファン、ヒョン・ヨンヒのように党除名" 主張
"朴、人を見る目がない" 批判も

 ホン・サドク前競選キャンプ共同選対委員長が選管委によって告発された事件は朴槿恵セヌリ党候補には大きな政治的打撃になるものと見られる。 ヒョン・ヨンヒ議員公認献金疑惑に続き、親朴系の座長格であるホン前委員長までが不法金品授受疑惑に包まれ、ややもすると朴槿恵キャンプ全体が‘旧時代的政治集団’に追い込まれかねないためだ。 セヌリ党内では人民革命党発言で‘大統合の歩み’にブレーキがかかった朴候補がホン前委員長の不法政治資金授受疑惑で‘親戚・側近不正清算’意志まで疑いを受けるという憂慮も出ている。

 朴候補は公式な反応を出していない。 イ・サンイル スポークスマンは「ホン前委員長本人が金品授受疑惑を全面否認している状況で、選管委告発内容に関する事実関係も正確に把握できていない」として「現在としては朴候補が何らかの立場を明らかにしにくい状況」と語った。 選管委告発とホン前委員長の釈明が異なり、検察調査を通じて事実関係を確認しなければならない手続きが残っているだけに生半可には出にくいということだ。

 朴候補のある核心側近は「選管委は与党なのか野党なのか分からない。 野党の案件はもみ消して、与党の案件は針小棒大に言う」として選管委に対する強い不満を表わした。 チャン・ヒャンスク前民主党議員も共に告発されたが、政治的比重面で親朴系座長格であるホン前委員長の告発による波紋は予想し難いという愚痴だ。

 今回の告発が朴候補の大統領選挙への歩みに及ぼす悪影響を憂慮する声も溢れでた。 ある核心党役員は「ヒョン・ヨンヒ事件に続き相対的にきれいな政治を標ぼうしてきたホン・サドク前委員長が否定した政治資金を受け取ったということは信じたくない」としつつも「もし事実なら私たち皆が死ぬだろう」と話した。 ある親朴系議員も「まさか事実でないと願うばかりだが、選管委は根拠もなしに告発するような所ではない。」として党がホン前委員長の主張だけを信じてはいけないという反応を示した。

 党内の一部では朴槿恵候補の閉鎖的人事スタイルが相次ぐ側近不正を生み出しているという批判と共に、朴候補が問題解決に積極的に乗り出さなければならないという主張も提起された。 ある核心党役員は「‘ヒョン・ギファン-ヒョン・ヨンヒ公認献金’波紋に続き、最側近であるホン前委員長の金品授受疑惑まで繰り返されるのは結局、朴候補に人を見る目がないということが証明されたこと」と批判した。 この要人は 「公認献金疑惑の時、朴候補は裁判所に行って無罪を受け取ってこいと言って、ヒョン・ギファン前議員、ヒョン・ヨンヒ議員2人を党から除名させた」として「ホン・サドク前委員長にも同じ定規を突きつけなければ側近不正をかばっているという疑いばかりが大きくなるだろう」と話した。 大統領選挙を90日余り後に控えた時点で、側近不正論難が続いているだけにホン前委員長を党除名させる断固たる対応が必要だということだ。

 親戚と側近の不正清算を公言してきたセヌリ党政治刷新特別委員会(委員長アン・テヒ)がホン前委員長を直接調査しなければならないという注文も出てきた。 別のある当局者は 「アン・テヒ刷新特別委委員長がパク候補の親戚不正と側近不正を厳しく処断すると明らかにしただけに、今回ホン前委員長を直接調査しなければならない」 と話した。 しかしある刷新特別委委員は「まだ事実関係把握もできていない。 現時点では直接調査の有無について言えることがない」と明らかにした。 シン・スングン記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/552154.html 訳J.S