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チョン・ジュンギル、2002年 BW(ワラント債)不正捜査 検事…‘アン・チョルス狙撃手’に抜てき説

原文入力:2012/09/06 21:59(1941字)

←チョン・ジュンギル セヌリ党大統領候補大統領選挙企画団公報委員が6日午後、国会でアン・チョルス ソウル大教授側の‘わいろと女性問題暴露脅迫’会見に対する反論記者会見をした後、車に乗り込んでいる。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

"セヌリ、アン・チョルス不出馬脅迫" チョン・ジュンギルが提起した情報の出処は
わいろ供与・木洞(モクトン)30代女性…‘飛び交う話’主張 怪しげ
"広報断 核心はチョン・ジュンギル" …党次元で‘準備された攻勢’触覚

 アン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長側が、大統領選挙不出馬を勧め脅迫したと名指ししたチョン・ジュンギル セヌリ党大統領選候補公報委員は6日アン院長側のクム・デソプ弁護士と通話した事実および通話内容は概して認めた。 しかし情報の出処と通話目的は徹底して個人的、私的な次元だと主張した。

 だが、セヌリ党内でもチョン委員が公報委員に抜擢された背景が‘アン・チョルス狙撃’のためという評価が高い。 朴槿恵候補側のある要人は、最近大統領選挙企画団人事が発表されるや「公報団の人選の核心はチョン・ジュンギルだ。 チョン・ジュンギルがアン・チョルス教授を捜査した検事ではないか」と話した。 2002年ソウル地検特捜3部でアン教授の新株引受権付社債(BW)発行過程などを直接捜査した経験を見て、チョン委員を重用したということだ。 実際、キム・ビョンホ団長を含む10人の公報団員の中で検事出身はチョン委員しかいない。 キム団長をはじめとする7人は言論人出身で、ペク・キスン委員は大宇グループ広報理事、キム・テフム委員は忠清南道(チュンチョンナムド)政務副知事を務めた。

 チョン委員もやはりこの日の会見で「有力な大統領選候補に予定されているアン・チョルス教授に対する検証関連業務も公報委員の役割の一つと考えた」として、クム弁護士に電話した理由を 「今後不本意ながら迎える相手陣営候補に対して攻勢を取ったり検証する過程がある時、友人として互いに立場を理解して政治発展のために努力しようと言うこと」と明らかにした。 自らの役割を‘アン・チョルス検証’だと明らかにしたわけだ。 チョン委員は先月31日には自身のツイッターに 「アン・チョルス研究所のBW発行と関連した問題点については適切な時点に簡単にお知らせする」という文も上げた。 当時の状況と前後関係を全て知っているという暗示であった。 チョン委員がクム弁護士に言及したアン教授関連情報も、チョン委員が特捜部検事時期に確保したという話が出ている。 検察事情に精通したある親朴系議員は「チョン・ジュンギル本人が捜査までした事案なのに、それを市中に飛び交う話だと主張するのは認め難い」として 「証拠を出して明白に自身が話す根拠を明示しなければならない」と話した。 セヌリ党内ではすでに「チョン委員がアン・チョルスが出馬する場合、彼を落馬させる情報を持っている」として「新株引受権付き社債の発行過程で産業銀行に賄賂を送ったアン・チョルス研究所の秘密資金口座を確保している」という話まで出回った。

 チョン・ジュンギル委員はこの日、国会政論館で開いた説明記者会見で、クム弁護士が脅迫を受けたと暴露した去る4日の通話以前にもクム弁護士と通話した事実を認めて「クム弁護士が‘本当の友人たち’に(アン・チョルス疑惑に対する説明)文を書く上で、ひょっとして正確に書くか分からない内容があって、慎重に対応しなさい」と文字メッセージを送った事実も認めた。 クム弁護士の暴露内容自体に対しては事実関係を事実上否定しなかったわけだ。

 しかし通話の目的は友人という個人の次元に限定した。 チョン委員は「クム弁護士と懇意な友人で、車に乗って出勤している間に突然デソプを思い出して電話した」と話した。 情報の出処も「私が記者の方々、および皆さんから市中で聞いたいくつかの話」と語った。 クム弁護士が主張した朴槿恵候補やセヌリ党次元のアン・チョルス狙撃用政治工作ではないということだ。 イ・サンイル セヌリ党スポークスマンも「セヌリ党はチョン委員がクム・デソプ弁護士と通話した事実さえ知らなかった」と一線を画した。

シン・スングン、ソン・ヨンチョル記者 skshin@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/550561.html 訳J.S