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トガニ訴訟で‘手話通訳’葛藤

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/550170.html

原文入力:2012/09/04 20:19(672字)

"傍聴客のために必要"
"傍聴客 規定ない"

 映画<ルツボ(邦題:トガニ 幼き瞳の告発)>の素材となった光州(クァンジュ)インファ学校性暴行事件の被害者が国家を相手に提起した損害賠償請求訴訟の初公判で20人余りの聴覚障害傍聴客のための‘手話通訳’を巡り裁判所と弁護人が葛藤を生じさせた。

 4日ソウル中央地裁民事10部(裁判長 ソン・ジホ)主宰で開いた裁判で原告側弁護人は「原告も障害者であり原告のために活動する傍聴客も障害者」とし「‘インファ学校性暴行対策委員会’から来た聴覚障害者のための裁判所通訳人がいないならば、対策委が1人を選定して裁判状況を手話で会員たちに知らせられるようにして欲しい」と要求した。 これに対し裁判長は「(この日裁判に参加した人は)基本的に原告でない代理人であり、原告本人が出席して望むなら手話通訳を受け入れるだろうが、傍聴客は裁判が終わってからの説明が可能なので不必要だ」として拒否した。

 裁判が終わった後、裁判所関係者は「当事者が聴覚障害者なら規定上必ず通訳を付けなければならないが、傍聴客に対する規定はない」として「裁判所で選定しない通訳人に対する信頼性を保証できない状況であり急には許可できなかった」と明らかにした。 ファン・チュンファ記者 sflower@hani.co.kr

原文: 訳J.S