原文入力:2012/08/31 08:30(1287字)
ソウルの4年制大学 40校中 23校が
‘低所得 30%以上’規定を守らず
ソウルにある4年制大学が貧しい学生より成績が優秀な学生に奨学金を多く与えていたことが分かった。
30日教育科学技術部が大学情報公示サイトである‘大学アルリミ’にあげた内容をユ・ウンヘ民主統合党議員室で分析した結果によれば、ソウルにある4年制大学が成績優秀学生に与えた奨学金総額は1801億3220万ウォンで、経済事情が難しい学生に与えた奨学金総額1168億1050万ウォンより633億2170万ウォン多かった。 ソウル地域の40校の大学の中で75%に及ぶ30校の大学がこのような傾向を示した。
成績優秀奨学金の金額と低所得奨学金の金額差が最も大きかった大学は建国(コングク)大であった。 建国大は成績優秀奨学金として113億3860万ウォンを支給した反面、低所得奨学金は32億6170万ウォンに過ぎず、成績優秀奨学金が80億7690万ウォン多かった。 淑明(スンミョン)女子大は成績優秀奨学金総額が低所得層奨学金総額より80億4670万ウォン、成均館(ソンギュングァン)大は74億8140万ウォン多かった。
‘大学授業料に関する規則’は当該年度の奨学金総額の30%以上を経済事情が困難な学生に与えるように定めているが、ソウル所在の40大学中で23校この規則も守っていなかった。 奨学金全体の中で低所得奨学金の比率が最も低い漢城(ハンソン)大はその比率が5.5%に過ぎなかった。 韓国体育大学(8.9%)と韓国聖書大(9.2%)がその後に続き、徳成(トクソン)女子大・同徳(トンドク)女子大・淑明(スンミョン)女子大・韓国芸術総合学校・光云(クァンウン)大・建国(コングク)大・東国(トングク)大も20%も満たせなかった。
これについて建国大関係者は 「この間奨学金は成績が優秀な学生たちに与えてきたが、関連規定が2010年に改正された」として「突然それまで与えてきた成績奨学金をなくすこともできなくて、徐々に比率を減らしている」と話した。
現在‘30%基準’を守らない場合、教科部が使える制裁手段は‘財政支援制限大学’選定などに反映することだ。 だが、財政支援制限大学選定では100点満点中の2点、学資金貸出制限大学選定では100点満点中の1点を反映するなど実効性が微々たる水準だ。 教科部関係者は「来年から教育力量強化事業選定大学を評価する時にも‘30%規定’遵守有無を反映して、大学が基準を守るよう誘導する予定」と話した。
ユ・ウンヘ議員は「国家奨学金と校内奨学金を連係させ、授業料負担を軽減させるには校内奨学金を支給する時に低所得層学生をより一層配慮するよう政府が管理・監督を強化しなければならない」と指摘した。 パク・スジン記者 jin21@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/schooling/549588.html 訳J.S