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ソン・キム・チョン 演説会不参加…民主党‘傷だらけ競選’

原文入力:2012/08/26 22:51(1638字)

←民主統合党 大統領候補選出のための蔚山(ウルサン)合同演説会が開かれた26日午後、蔚山南区、新亭洞(シンジョンドン)のジョンハ体育館でソン・ハクキュ、キム・ドゥグァン、チョン・セギュン候補の不参加で候補演説なしで現場投票だけを進行するという発表に対して一部党員たちが激しく抗議している。 蔚山(ウルサン)/カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

モバイル投票ルール是非…蔚山(ウルサン)競選ボイコット 跛行
党指導部、代議員巡回投票 そのまま強行
3候補 無理な要求…党は調停能力 喪失

 民主統合党の大統領候補選出競選が開始早々に跛行した。 ソン・ハクキュ、キム・ドゥグァン、チョン・セギュン候補は26日モバイル投票システムの全面修正と権利党員モバイル投票再実施などを要求して、午後の蔚山演説会に参加しなかった。 党指導部は候補演説を省略して蔚山代議員巡回投票を強行した。 3人の候補の参加が不透明になったことにより民主党競選は破局の危機を迎えている。

 3人の候補は前日の済州道(チェジュド)投票結果に対して 「モバイル投票で選挙人が記号1番チョン・セギュン、記号2番キム・ドゥグァン、記号3番ソン・ハクキュ候補中のひとりを選択した上で途中で電話を切れば棄権したものとして処理される」として 「これに伴い、モバイル投票が記号4番であるムン・ジェイン候補に一方的に有利に進行された」と主張した。 3候補は去る15~16日に権利党員12万人を対象に実施し封印されているモバイル投票結果も認定できないとし再投票を要求した。

 民主党最高委員会と選挙管理委員会はこの日昼、蔚山現地で合同会議を開き、済州・蔚山モバイル投票は票の再点検を行い、問題になる選挙人には再投票機会を与えると明らかにした。 また、26~27日に予定された江原道(カンウォンド)モバイル投票を27日一日で実施するものの、投票手続きが完了する前に電話を切れば無効処理されるなどの告知を強化することにした。 また、28~29日に実施する忠北(チュンブク)モバイル投票(30日発表)からは候補名簿を記号順に読み上げる代わりに順序を変えて読み上げる方式に変更すると明らかにした。 しかし3人の候補は演説会に参加せず、民主党は候補演説会を省略したまま午後4時頃に代議員巡回投票を強行しモバイル投票を含む開票結果を発表した。

 3人の候補は別途の会合を通じて「公正な競選管理のために新しい競選管理体制が必要で、その競選管理体制には候補側代表者がオブザーバーではなく主体として参加しなければならない。 提起された問題点に対する補完対策を早急に完了して競選が公正に行われるようにしなければならない」という2つの事項に合意しこれを党に要求した。

 民主党の競選跛行はイ・ヘチャン代表をはじめとする党指導部の脆弱な競選管理能力、済州でムン・ジェイン候補に大きく後れを取ったことが明らかになったソン・ハクキュ、キム・ドゥグァン、チョン・セギュン候補の無理な要求が重なって発生したと分析される。

 この日の蔚山競選ではムン・ジェイン候補が4951票(得票率52.07%)で1位を占めた。 キム・ドゥグァン候補は3053票(32.11%)を得て合算でソン・ハクキュ候補を抜き2位に上がった。 前日の済州競選でムン・ジェイン候補は1万2023票(59.81%)を得て圧倒的1位を占めた。 投票率は済州で55.3%だったが、蔚山では64.25%に高まった。

蔚山/ソン・ハンヨン先任記者、キム・ボヒョプ、ソン・ウォンジェ記者 shy99@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/548751.html 訳J.S