原文入力:2012/08/20 09:23(1230字)
検察 "チェ・テウォン会長が投資主導 傍証"
SK側 "個人的な取引…裁判の時に疎明"
SKグループ チェ・テウォン(52)会長とチェ・ジェウォン(49)首席副会長兄弟が系列会社の資金992億ウォンを引き出し個人的な先物・オプション投資に使った疑惑(特定経済犯罪加重処罰法の横領)等で起訴され、裁判を受けている中で、チェ副会長の事前拘束令状が請求された日に彼の口座から680億ウォンが引き出されチェ氏兄弟の先物投資代理人であるキム・ウォンホン(51)前SK海運顧問の口座に追加送金されていた事実が19日確認された。
ソウル中央地検特捜1部(部長 ユン・ソクヨル)は昨年12月チェ副会長の口座から小切手で引き出された680億ウォンがキム・ウォンホン氏の口座に入金された事実を最近確認し、関連資料を裁判所に提出した。 1998年からチェ会長と知り合ったキム氏は数回にわたり先物投資に成功しチェ会長の信任を受けたと知られた人物だ。 昨年、検察捜査の際にペネクスインベストメントに投資金名目で入ったSK系列会社の資金がマネーロンダリングを経てキム氏に送金され、チェ会長の先物投資に使われた事実が確認された経緯がある。 昨年3月に出国し中国に留まっているキム氏は、チェ会長兄弟一家とともに横領罪の共犯に指定され起訴中止された状態だ。 今回キム氏に渡された680億ウォンは今回追加で明らかになった金額であり、検察が以前に起訴した内容には含まれていない。 特にキム氏の口座へ資金が渡る直前に、チェ副会長の口座から680億ウォンが小切手で引き出された昨年12月23日は検察がチェ副会長の事前拘束令状を請求した日だ。
会社の資金を引き出した疑いで裁判を受けているチェ副会長が、巨額資金をどのように用意したのか疑惑が深まるものと見られる。 SK総帥兄弟の横領事件に対する検察捜査が頂点に駆け上がれば、再び多額の資金がチェ会長兄弟の先物投資を引き受けていたキム氏に渡された理由が何かも検察が明らかにしなければならない対象だ。
検察はソウル中央地裁刑事合議21部(裁判長 イ・ウォンボム)に関連資料を提出し「これはチェ副会長名義でなされた投資が実はチェ会長主導の下になされたという事実を裏付ける根拠」と主張したことが分かった。
これに対してSKグループ関係者は「チェ副会長の個人的な取引であり、詳しい内容は分からないが、この間にあった色々な状況を整理するためのものと推定される」として「必要な部分は裁判を通じて忠実に釈明していく」と話した。
ファン・チュンファ、キム・テギュ記者 sflower@hani.co.kr
原文: 訳J.S