原文入力:2012/08/13 23:05(1027字)
セヌリ党からも "遺憾"
李明博大統領は13日野党圏と国内外人権団体の強い反対にもかかわらず、ヒョン・ビョンチョル(68)国家人権委員長の再任任命を強行した。 与党でも憂慮を表示するほどなので、李大統領が任期の最後まで‘不通政権’だという批判を自ら招来したという指摘が出ている。
パク・ジョンハ大統領府報道官はこの日午前 「李大統領は本日付けでヒョン委員長の任命を裁可した」として「この間あちこちで(ヒョン委員長に関連して)提起された問題に対して事実関係を確認するのに時間がかかった」と話した。 パク スポークスマンは続けて「(野党圏などが提起した問題の中で)一部は事実でない問題もあり、他の疑惑も業務遂行に大きな支障にはならないという判断によりヒョン委員長の任命を裁可したと理解している」と付け加えた。
しかしヒョン委員長の任命強行に対して与野党政界と人権団体はいっせいに批判した。 ‘ヒョン・ビョンチョル再任反対と国家人権委を正す全国緊急行動’はこの日声明を出して「ヒョン委員長任命は李明博政権の反人権的ふるまいと恥部、不道徳を隠すために大統領府の話だけをよく聴く愛玩犬を座らせようとしている」とし李大統領を強力に批判した。
民主統合党は任命撤回を促した。 チョン・ソンホ スポークスマンはブリーフィングで「ヒョン委員長は人権破壊的で不適格な人物」と批判した。 国会運営委所属野党議員13人は先月16日に進行された人事聴聞会と関連してヒョン委員長とキム・テフン人権委非常任委員、ソン・シムギル人権委事務総長など3人を人事聴聞会法および国会での証言・鑑定法違反などの疑いでこの日ソウル中央地検に告発した。
セヌリ党内からも批判の声が出てきた。 ホン・イルピョ セヌリ党スポークスマンは「政界と市井の世論を十分に取りまとめることを薦めてきた」として「物足りなさがある」と話した。 イ・ヘフン最高委員は「党が反対意志を出したし、失格条件が明らかになったのに任命を押し切って残念だ」として 「遺憾」を示した。
アン・チャンヒョン、シン・スングン、チン・ミョンソン記者 blue@hani.co.kr
原文: 訳J.S