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1ヶ月に109時間 延長労働・会社救済隊の役割を強要された

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/546471.html

原文入力:2012/08/09 19:47(973字)

柳成企業労働者うつ病 労災認定

 職場閉鎖後‘半監禁’状態で長時間労働と会社救済隊の役割を強要され、うつ病にかかった柳成企業労働者が労災認定された。 柳成企業は最近、職場閉鎖・外注警備投入で社会的問題になっているSJM,万都(マンド)と類似の過程を経て民主労組が弱化した事業場だ。

 勤労福祉公団天安(チョナン)支社は9日、柳成企業の労働者であるK(51)氏が「昨年5月18日の職場閉鎖後に工場に復帰した状況で長時間労働を強要され使用側の出入り統制などでうつ病にかかったので業務上災害と認定してほしい」として出した労災申請に対して「因果関係があると判断され去る6日に労災と認定した」と明らかにした。

 金属労組柳成企業 牙山(アサン)支会と今回の労災事件を受け持った労務法人‘イユ’の話を総合すれば、K氏は昨年5月18日会社が職場閉鎖を断行した後11日後の同月29日に工場に復帰した。 K氏は復帰翌日の5月30日から7月19日まで2日を除く49日間勤務した。 6月だけで109.5時間の延長労働をするなどつらい労働に苦しめられた。 ‘イユ’のイ・サンチョル労務士は「K氏は特に職場閉鎖で家に帰ることができず、更衣室などでスチロフォームを敷いて眠るなど‘半監禁’状態で働いた」と話した。

 一緒に仕事をした同僚らと敵対的な関係に置かれたこともK氏を疲れさせた。 作業中に緊急状況だとし鉄パイプを配り工場外にいる組合員らと対立する状況が起きもした。 K氏は「永く共に働いた同僚なので、マスクやタオルで顔を隠しても誰かは分かった」として「復帰したことに対する後悔と恥辱感に陥った」と述べた。 K氏は深刻な不眠、焦燥、不安症が続く状況で数回自殺を試み、昨年8月‘重症の憂鬱性エピソード(反復症状)’診断を受けて現在も治療中だ。

 柳成企業は労使葛藤の末に裁判所の仲裁で職場閉鎖から91日後の昨年8月16日に交渉が妥結したが、会社側と近い労組ができ民主労組は弱化した。

キム・ソヨン記者 dandy@hani.co.kr

原文: 訳J.S