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悪名高いCJセキュリティ、幽霊会社つくり外注警備暴力

原文入力:2012/08/09 10:56(2274字)

←どちらも同じSECURITY  昨年5月、忠南(チュンナム)、牙山市(アサンシ)の柳成企業工場に押しかけた外注警備業者CJセキュリティ職員が‘セキュリティ’(SECURITY)と書かれた盾を持っている(右側)。先月27日、万都(マンド)工場に進入した外注警備業者ジウォンガード職員も同じく‘SECURITY’と書かれた保護装具を着ている。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr, 金属労組提供

‘労組破壊者’CJセキュリティ、‘幽霊会社’で復活したか
マンド投入 ジウォンガード、悪名高いCJセキュリティの‘幽霊会社’疑惑

 自動車部品会社SJM労組員暴行事件と同じ日、また別の自動車部品会社マンド工場に投入された外注警備業者‘ジウォンガード’が労組に対する無慈悲な暴力で悪名高い‘CJセキュリティ’出身が作った‘幽霊会社’だという情況が出てきた。 全国の主要労働争議現場で外注警備暴力を振るってきたCJセキュリティは柳成企業労組暴力事件で昨年10月に警備業許可が取り消された。

CJセキュリティは柳成企業など労組暴行を日常的に行い
昨年、警備業許可 取り消された

ジウォンガードとの関連性
当時代表が現在は警備員名簿に含まれる
装備に書かれた‘SECURITY’字句も同じで
"セキュリティで人材募集…業界では分かっていた"

■ マンド 外注募集したのはCJセキュリティ?

 <ハンギョレ>による取材の結果、2007~2009年CJセキュリティ代表理事を務めたペク・某(44)氏が先月27日マンド益山工場に投入された警備員名簿に含まれていることが確認された。 益山警察署関係者は8日「失格条件が発見され警備員配置取り消し処分を下した人々の中にペク氏がいる」と明らかにした。 ペク氏は昨年10月CJセキュリティが許可取消になる時までソウル、衿川区(クムチョング)の事務室賃貸契約を直接結ぶなど実質的運営者の一人であった。

 匿名を要請した警備業者関係者は「全国的に有名だったCJセキュリティの運営者が個人資格でマンド益山工場に入ったわけがない」として「CJセキュリティがマンド工場に投入されたという事実は業界の人々は皆知っていた」と話した。 これに対してペク氏は「私がその名簿になぜ載っていたのか分からない」として工場投入事実を否認した。

 しかしマンドの全国3ヶ所の工場に投入された‘フリーチーム’(10人程度の単位で構成された警備サービス集団)チーム長もCJセキュリティが外注職員募集を担当したと証言した。 マンド平沢(ピョンテク)工場に投入された複数のフリーチーム長たちは<ハンギョレ>との電話通話で「CJセキュリティが(マンド工場投入人材を)募集したのは事実」と話した。 彼らは本来ジウォンガードという業者については「初めて聞いた」と話した。 SJM労組員暴行事件で警察の捜査を受けている外注警備業者コンテクタスの京畿法人の実運営者であるク・某(39)氏も「CJセキュリティがマンドに入る警備員を募集しているといううわさが広がって久しい」と明らかにした。

 過去にCJセキュリティに暴行された労組員の証言も出てきた。 柳成企業牙山支会ホン・ジョンイン支会長は「背中に‘SECURITY’という字が入ったジウォンガードのユニフォームは、昨年柳成企業暴力現場でCJセキュリティ職員が着ていたものと全く同じだ」と話した。

 CJセキュリティは李明博政府スタート以後、韓国スリーエム、才能教育、亀尾KEC等の争議現場で自動車で突進し労組員を負傷させるなど無慈悲な暴力と偽装就業をはじめとする知能的方法を使って‘労組破壊’業者として名を知らしめたところだ。

■ ジウォンガードは実体のない幽霊会社

 ジウォンガードが名前だけの‘幽霊会社’という情況は他の所でも発見されている。 ジウォンガードはCJセキュリティが柳成企業暴力事態で廃業した13日後の昨年10月17日に法人登記をした。 CJセキュリティ事務室はソウル、衿川区(クムチョング)、禿山洞(トクサンドン)にあった。 当時同じ建物にいた借家人は「CJセキュリティの人々が引っ越しし‘他の法人を設立すれば良い。 光明(クァンミョン)に引っ越す’と話していた」と伝えた。 ジウォンガードは現在、京畿道、光明に事務室を置いている。 二つの事務室は5kmの距離にある。

 現在、ジウォンガードの登記理事はオ・某(24)氏一人だ。 代表理事も別に置いていない。 このような警備業者が設立1年にもならずに全国から1400人余りの警備員を一挙に募集し、3ヶ所の工場に同時投入することは不可能だというのが業界関係者たちの指摘だ。 警備業界で10年間働いたC(35)氏は「業界で少々幅の利く業者でなければ数千人も集めるのは難しい」として「できて1年ばかりの業者がどうして数千名も集められるか」と反問した。 キム・ヨンホン金属労組事務局長も「全国的に数千名の警備員を動員できる業者はコンテクタスとCJセキュリティしか無いと理解している」と話した。

オム・ジウォン、キム・ジフン、ホ・ジェヒョン記者 umkija@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/546380.html 訳J.S