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猛暑も台風もものともしない江汀平和大行進

原文入力:2012/08/02 21:09(1285字)

三日目を迎えた大行進、延べ人数2千人余り
4日夜、済州市(チェジュシ)で平和コンサート

 早朝から台風の影響で強烈な暴風雨が吹き荒れた。 昨日はアスファルト舗装道路上の熱気で全身がぐっしょり汗にぬれた。 だが、猛暑と暴風雨も‘江汀マウル(村)海軍基地建設反対’に立ち上がった人々の前途を遮ることはできなかった。

 大行進三日目の2日午前8時20分、西帰浦市(ソギポシ)、城山邑(ソンサンウプ)を出発した江汀平和大行進東進チーム(写真)は済州市(チェジュシ)管内に入った。 大行進チームは先月30日、東・西に分かれて江汀マウルを出発した。

 時おり豪雨を浴びせた台風が過ぎ去ると歩きやすくなった。 参加者300人余りは疲れを知らなかった。 東進行進隊長 カン・ドンギュン江汀マウル会長は雨のように汗を流しながらも「大丈夫」として拳をぎゅっと握って見せた。

 カン会長は2008年と2009年にも5泊6日の日程で村住民100人余りと済州道(チェジュド)を一周し江汀の状況を知らせた時はしんどかったが、今回は一歩ごとに力がつくと語った。 平和大行進に出た東・西進の人員は計600人余り。毎日連帯する参加者まで合わせれば延べ人数2000人余りに達する。

 大行進の初日から歩いているイ・ウテ(50・京畿(キョンギ)儀旺市(ウィワンシ))氏は 「江汀問題の深刻性を知らなかったが、去る4・11総選挙の時にはじめて江汀問題が済州道(チェジュド)、韓国だけの問題ではなく国際的な問題と認識することになり、黙っていられずに参加した」と言って笑った。

 参与連帯インターンである台湾出身のウィリアム ヨーン(27)は去る4月以後3回にわたり江汀を訪問して大行進に出た。 彼は 「住民たちが5年を超えて生業を放棄して軍事基地反対闘争を戦う姿を見ながら深い印象を受けた」と話した。

 4回にわたり江汀マウルを訪ねた木浦(モクポ)作家会議ユ・ジョン事務局長は 「休暇届を出してきた」として「今回の行事は市民の呼応度が高く、楽しくてうれしい」と話した。 韓国作家会議所属の文人20人余りも大行進に参加した。 済州道議会ユン・チュングァン、キム・ギョンジン議員は海軍基地を阻めず贖罪の気持ちで歩いていると伝えた。 東・西進行進隊は4日に済州市(チェジュシ)で出会い、市庁から塔洞(タプトン)まで街頭行進を行い、午後6時から塔洞広場で放送人キム・ミファ、歌手アン・チファン、ツルグクファ(野菊)、サイバンドなどが共にする江汀平和コンサートに参加する。

 「全国から訪ねてきた民主市民が一緒に歩いていて大きい力になります。皆が共にする限り決して平和大行進の旗を置くことはできません。」カン・ドンギュン行進隊長の誓いだ。

済州(チェジュ)/ホ・ホジュン記者 hojoon@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/545511.html 訳J.S