原文入力:2012/08/02 10:18(1301字)
数回電話してもSJM会社の人にだけ会い、帰ってしまい
警察 外注警備暴力に消極的対応 俎上に
安山檀園(アンサンダンウォン)署長は翌日 ‘海外休暇’
京畿道(キョンギド)安山(アンサン)のSJMで起きた外注警備暴力事態の当時、警察が救助を要請する労組員の112申告を受けても積極的に対応しなかったことがわかった。 特に112申告をした女性労働者は「助けて下さい」と言って切実に訴えたが、出動した警察官は暴力事態が起きた工場内には一歩も入らなかったことが確認され、警察が暴力をほう助したという非難が高まっている。
1日、警察と全国金属労組などの話を総合すれば、コンテクタス 外注警備職員が投入された去る27日午前4時55分から5時27分までに計7件の112申告が京畿(キョンギ)地方警察庁に受け付けられていた。 この内の4件はある女性労働者の救助要請だった。
京畿警察庁112申告センターは直ちに現場出動を指示し、安山檀園警察署工場団地派出所所属の警察官2人は午前5時10分頃SJM工場前に到着した。 だが、警察は外注ガードマンによる暴力事態が起きている工場には入らずに、警備業者および会社側関係者たちと話を交わした後に戻っていた。 警察はこの日外注警備職員が工場に投入されて1時間後の午前5時30分に3ヶ中隊を現場に配置した。
従って112申告を受けて出動した警察官も一歩遅れて配置された警察と同様に暴行受けている労働者の切迫した救助要請を無視したという非難をかっている。 警察関係者は「申告した側に確認電話をかけたが、ずっと通話中であったし工場内に特に変わったことがおきておらず積極的に対応しなかった」と釈明した。 しかし当時、工場内では外注警備職員が投げた車両部品がチョ・某(47)氏の顔を直撃し、口の周囲に縫合手術をしなければならないほどの負傷を負ったし、歯陥没、頭蓋骨折などで労組員40人ほどが負傷した。 現在も11人が入院治療を受けている。
警察が外注警備員の暴力に手をこまねいていた事実が相次いで明らかになる中で、暴力事態の翌日である28日、休暇で出かけて不適切な振る舞いという指摘を受けたウ・ムンス安山檀園警察署長(<ハンギョレ> 1日付10面)はベトナムに旅行に行ったことが確認された。 非難が高まるや京畿警察庁は「ウ署長が1日午後に帰国して2日から正常出勤する」と明らかにした。
一方、安山檀園警察署は暴力事態と関連して、1日現在まで会社と外注警備業者関係者61人に対する捜査を終え、この内 会社関係者5人と外注警備業者関係者13人など計18人を暴力および警備業法違反の疑いなどで立件した。 警察はまた、23人の警察官で専門担当班を設け捜査を拡大している。
安山/キム・キソン記者 player009@hani.co.kr
原文: 訳J.S