原文入力:2012/07/31 07:21(1118字)
朴槿恵‘5・16擁護発言’直後
検定教科書通じて収録現況 把握
朴槿恵セヌリ党大統領選挙競選候補の5・16クーデター関連発言が論議をかもしているなかで、教育科学技術部が関連内容が教科書にどのように記述されているか確認作業を始め、その背景に関心が集まっている。
国内検定教科書の発行と販売を担当している社団法人韓国検定教科書は去る20日、組合員である10ヶ出版社に各社が発行した歴史教科書で5・16と維新憲法をどのように記述しているかを知らせてほしいと要求した。 検定教科書側は出版社に送った業務連絡で「教科部の要請によって該当科目の収録現況を急遽調査しようと思うので協力を望む」として「維新憲法および5・16関連収録現況を該当科目(中学校歴史(下)、高等学校韓国史)全図書に対して様式に合わせて回答してほしい」と明らかにした。 検定教科書側は集合された内容を教科部教科書企画チームに伝達した。
当時は朴候補が5・16クーデターについて「父としてはやむをえず最善の選択をしたこと」とし「正しい判断を下した」と語った後、彼女の歴史認識を巡り論議が熱くなった時期だ。 教科部は単純に議論になる事案に対して現況把握次元で調べてみただけと説明した。 教科書企画チーム関係者は「5・16関連の話が言論に出てきて、教科書にどのように記述されているのかを確認した」とし「自主確保された教科書を通じて確認した後、脱落した部分があるかを調べてみるために韓国検定教科書側を通じて出版社に協調を求めた」と話した。
資料要請を受けた出版社は通常のこととして受け入れながらも微妙な圧力を感知している雰囲気だ。 資料要請に応じたある出版社関係者は「教科部の要請に強制力があるわけではないが、検定体制であるため確認問い合わせがくれば応じる」 としつつも「時期的に誤解を生じる部分があるのは事実」と話した。
教科書執筆陣は不快感を示した。 韓国教科書執筆者協議会会長であるチュ・ジンオ祥明(サンミョン)大教授(歴史コンテンツ学)は 「(イ・サンドン教授など)ある大統領選挙キャンプの人が話したことを持って大げさに騒ぐこと自体が私たちの教育問題の責任を負う人々の態度として妥当か納得できず、教科部があたかも上級機関のように資料を出せとか出すなというのは話にならない」と批判した。
チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr
原文: 訳J.S