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万都・SJM, 奇襲 労組弾圧 職場閉鎖・外注ガードマン数百人 投入

https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/544568.html

原文入力:2012/07/27 21:21(1458字)

SJM労組員30人余り負傷… "事前に企画された労組破壊シナリオ"

  生産外注化などにより労使が葛藤を生じさせてきた事業場に27日相次いで職場閉鎖措置とともに外注ガードマン職員が投入された。 全国金属労組は「会社側が職場閉鎖を断行し、これに合わせて外注ガードマンが大規模に動員されストライキ事業場を相次ぎ侵奪したのを見れば、事前に企画された労組破壊シナリオであることが明らかだ」と主張した。

  この日未明、京畿道(キョンギド)安山市(アンサンシ)、檀園区(ダンウォンク)の半月工業団地にある自動車部品業者SJM安産工場で会社が雇用した外注ガードマン200人余りと会社の職場閉鎖措置に対抗して座り込みを行った労組員150人余りが衝突した。

  警察と労使双方の話を総合すれば、この日午前4時頃、労組員が座り込み中のこの会社の本館と工場内にヘルメットとこん棒、盾などで武装した外注ガードマンが進入し、労組員らと衝突した。 この過程で労組員など30人余りが負傷し、10人余りは近隣の病院で治療を受けている。 工場外に追い出された労組員は金属労組所属労働者らと共に会社正門前で抗議集会を行なっている。

  昨年12月初め、昼間連続2交代制を導入したこの会社は生産外注化と国外で生産した製品の国内逆輸入(バイバック)等を推進し、労組と葛藤を生じさせてきた。 会社側は先月中旬から労組が雇用安定と生産外注化撤回などを要求してテント座り込みと部署別循環ストライキを行うと、この日未明に職場閉鎖を決めた。 会社関係者は「臨時団体協議の過程で人事・経営権に関連した事項を無理に要求し正常な経営が不可能だったし、会社の財産と施設保護次元で職場閉鎖を決めた」と話した。 しかしキム・ヨンホ金属労組SJM支会長は「職場閉鎖通知さえ受けることが出来なかった状態で使用側の外注ガードマンが一方的に工場に攻め込み暴力を行使した」と主張した。

  労使葛藤を経ている万都機械平沢(ピョンテク)・文幕(ムンマク)・益山(イクサン)工場にもこの日午後2時40分頃、数百人の外注ガードマンが入ってきて組合員の出入りを阻んでおり、使用側は職場閉鎖を断行した。 金属労組万都機械支部の8時間ストライキで工場が空いていたため大きな衝突は起きなかったが、使用側がこの日午後3時に職場閉鎖を決め労使葛藤が大きくなるものと見られる。 万都機械労使は賃金交渉で立場の違いを狭められずにいる状態だ。

  労組はこの日同時多発的になされた外注ガードマン投入に対して‘組織的侵奪’とし強く反発した。 金属労組関係者は「この日未明ソウル、蚕室(チャムシル)に外注ガードマン200人余りが集結した後、SJMに侵入し、仁川(インチョン)、文鶴(ムナック)競技場(外注ガードマン約300人余り)とソウル サンアム競技場(約1500人余り)に外注ガードマンが大規模に集まり、万都機械3ヶ工場に散って工場を接収した」として「この程度の規模の外注ガードマンが組織的にストライキ事業場を侵奪したというのは公権力の保護や指示の下になされたのでなければ不可能だ」と主張した。

安山/パク・ギョンマン記者、キム・ソヨン記者 mania@hani.co.kr

原文: 訳J.S