本文に移動

朴槿恵、安哲秀(アン・チョルス)評価を巡りキム・ジョンイン-ペク・ナクチョン‘鋭い舌戦’

原文入力:2012/07/24 22:58(1437字)

←キム・ジョンイン(72・左),ペク・ナクチョン(74)

ペク "朴候補、経済民主化は難しいだろう"
キム "企業と国家経営は全く違う"

 進歩陣営の元老ペク・ナクチョン(74・右写真)ソウル大名誉教授とセヌリ党朴槿恵候補の共同選対委院長を務めているキム・ジョンイン(72・左)委員長が年末の大統領選挙の行方について24日に激突した。 ソウル、衿川(クムチョン)区庁が用意した市民大学‘トーク コンサート’の場でのことだ。 二人の‘対決討論’は今回が初めてだ。

 政治評論家コ・ソングク氏が司会を務めたこの日の行事で二人は朴槿恵候補に対する評価、セヌリ党の執権当為論を巡りきっ抗した論争を行った。 表現は丁重だったが内容は殺伐としていた。

 朴槿恵候補の当選可能性についてキム・ジョンイン委員長は 「首都圏20~30代の支持を得られれば朴槿恵候補が1~2%差で勝つと見られる」と展望した。 しかしペク・ナクチョン教授は「私は朴槿恵候補が大統領にはならないと見る」と断言した。

 ペク・ナクチョン教授は 「憲法119条2項の経済民主化条項を作ったキム・ジョンイン委員長が直接政治に飛び込んだことは知識人の政治参加であり、その選択を尊重する」として「しかし検察、言論など保守的勢力が要所要所を占めている状況で、社会全体の民主化を通じて躍動性を回復しなければ経済民主化は難しいと見る」と指摘した。 これに対してキム・ジョンイン委員長は「お金を持つ経済勢力が大韓民国全体を支配することになれば、躍動性回復を期待できなくなる」として「経済民主化をしなければ非正規職問題など私たちの社会のどんな問題も解決できない」と話した。

 ペク教授は「(朴槿恵候補の)権威主義的指向と政治的支持基盤のために、経済民主化をするのは難しい」とし「大統領になれない事もあって、大統領になったとしても経済民主化をしないこともあるが、そのような危険を甘受しなければならない」と話した。 キム委員長は「誰が私たちの社会の葛藤構造を解けるか、多くの政治家に会ってみたが、今進歩陣営の経済民主化要求はあまりに過激だ」として「経済民主化は徐々にすべきだ、一気にすれば弊害を招くことになり現実的に容易になることもない」と話した。

 二人はアン・チョルス ソウル大融合科学技術大学院長に対しても異なる評価を下した。 キム・ジョンイン委員長は「アン・チョルス院長は‘私は全てのことを一人で決める’と話した経緯があるが、あおれは利潤を追求する企業経営者の考え方」とし「企業経営と国家経営は全く違う」と話した。 彼は「アン院長が青春コンサートで2000~3000人を集めて現社会に対して批判的な話をするから20~30代が拍手した」として「それは疎通ではない」と批判した。

 しかしペク教授は「アン・チョルス教授と会ってみたことはないが、テレビ番組を見たり本を読んでみたところ、精神が真っすぐな人ということは分かったよ」として「ただし政治に対する理解と指導力は検証を受けなければならないだろう」と期待をかけた。

ソン・ハンヨン先任記者

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/544131.html 訳J.S