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‘貨物車連続放火’高圧的な捜査 論難

https://www.hani.co.kr/arti/society/area/543847.html

原文入力:2012/07/23 18:57(1209字)

警察、車を貸したからと共犯扱い
手錠かけて暴言し自白を強要
被害者 "精神的衝撃で病院治療"
拘束者には家族面会も許容せず

 先月24日、蔚山(ウルサン)と慶北(キョンブク)慶州(キョンジュ)で起きた貨物車連続放火事件を捜査してきた警察が、捜査過程で‘強圧的な捜査をした’という抗議を受けている。

 慶南(キョンナム)梁山(ヤンサン)の中小企業の会社員イ・某(30)氏は最近、叔父に車両を貸したとして去る13日夜、蔚山南部警察署刑事に逮捕され2日後に釈放され病院で神経精神科の治療を受けた。 イ氏と彼の家族は23日「刑事がワンルーム アパートの自宅を押収捜索する過程でイ氏に背中で手錠をかけひざまずかせ、頭を床に下げさせ、6月23日には叔父のチ・某(36)氏と長安(チャンアン)工団に共に行ったことがあるかと荒々しく追及した」と主張した。

 チ氏は貨物連帯蔚山支部組合員として、同日夜イ氏に続いて警察に逮捕された後、16日には犯人逃避および一般建造物放火ほう助容疑で拘束された。 チ氏は警察が貨物車の放火犯と目星をつけた2人を車両に乗せて逃がした疑いを受けている。 警察は当初、イ氏も放火犯と共犯だと見て逮捕したものと見られる。

 イ氏は 「逮捕されて調査される間‘叔父が必要だと言うので車を貸しただけ’と何回答えても警察官は悪口暴言を浴びせて自白を強要した」として「羞恥心と侮辱感で精神的衝撃に耐えられず病院治療を受けなければならなかった」と話した。

 拘束されたチ氏も‘貨物連帯の指示で人を乗せただけで、彼らが誰なのか、何の仕事をしたのかも知らない’と言っていると家族は話した。 チ氏の夫人ヤン・某(35)氏は「夫が逮捕された日、刑事が家を押収捜索し、押収物品目録も確認しなかったし、夫が拘束された後に家族の面会も許容しなかった」として 「私が仕事をする店に担当警察官が訪ねてきて‘疑わしい人の名前さえ言えば、夫の刑量の3分の1を減らす’と懐柔した」と話した。

 警察は去る6日、放火に使った車両を提供した疑いで貨物連帯釜山支部組合員イ・某(39)氏を拘束した後、貨物連帯釜山・蔚山支部など4ヶ所を押収捜索して執行部幹部4人を召還し貨物連帯の放火事件との関連性を調査している。

 イ・ガプヒョン蔚山南部警察署長は「逮捕および押収捜索過程がちょっと固くなされたことはあったが、捜査過程で警察官の苛酷行為や強圧行為は全くなかった」として「貨物連帯と事件の関連性がすでに少しずつあきらかになっており、まもなく全貌が明らかになるだろう」と話した。

蔚山/シン・ドンミョン記者 tms13@hani.co.kr

原文: 訳J.S