本文に移動

チェ・シジュン "大統領選挙控えてMB選挙資金として6億受け取った"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/542990.html

原文入力:2012/07/17 22:04(1218字)

パイシティから8億受けた疑惑 "個人用途に使った" 陳述変更

 パイシティ許認可請託と共に8億ウォンを受け取った疑惑(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄)で拘束起訴されたチェ・シジュン(75)前放送通信委員長が、2007年大統領選挙を控えて李明博候補の党内競選に使うために金を受け取ったと明らかにした。

 17日ソウル中央地裁刑事23部(裁判長 チョン・ソンジェ)審理で開かれた裁判でチェ前委員長の弁護人は「2006~2007年に6億ウォンを受け取ったことは認めるが、2008年2月の2億ウォンは受け取らなかった」として「純粋に大統領選挙競選のための資金だけを受け取った」と主張した。

 チェ前委員長に金銭を渡したパイシティ側ブローカー イ・ドンユル(60・拘束起訴)氏もこの日証人として出席し 「2006年4月チェ前委員長がソウル ハイアットホテルへイ・ジョンベ パイシティ代表と私を呼んで‘競選をするには言論フォーラムをしなければならないが参加する意向があるか’と尋ねた」として「内容はよく分からなかったがチェ前委員長の要請に従うと答えた」と明らかにした。 イ氏はまた「チェ前委員長が(李明博候補)競選時まで1年だけ支援してくれたら良いと言った」として「以後、競選が予定より2ヶ月延期になると(資金支援を)もっとしてほしいと要請されたが資金が不足して追加支援はできなかった」と話した。

 イ・サンドク(77)前セヌリ党議員が大統領選挙前に貯蓄銀行から5億ウォンを受け取った疑惑で拘束されたのに続き、チェ前委員長も‘競選資金として受け取った’と明らかにしたことにより、李大統領の側近が2007年大統領選挙を控えて多くの所から大統領選挙資金を引き出して使った可能性が高まっている。

 これに先立ち、チェ前委員長は検察の調査で 「活動費など個人的な用途で使っただけで、世論調査など競選資金として使ったわけではない」と述べた経緯がある。 チェ前委員長が陳述を変えたのは‘請託の代価として金を受け取った’という検察の公訴事実を否認する側面もある。

 この日の裁判でイ氏は「私が運営していたインテリア会社のメインバンクが新韓銀行であったが、ラ・ウンチャン前新韓金融持株会長とチェ前委員長が親しいと聞き、チェ前委員長に‘新韓銀行と取り引きしたい’と話すと、すぐに仲介してくれた」と明らかにした。 これとは別に、ラ前会長は2008年2月イ・ベクスン前新韓銀行長を通じてイ前議員に3億ウォンを渡した疑惑を受けている。

キム・ジョンピル、パク・テウ記者 fermata@hani.co.kr

原文: 訳J.S