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朴槿恵 "5・16 避けられない最善" …クーデター 正当化 論難

原文入力:2012/.0/7.16 20:07(1530字)

←朴槿恵セヌリ党議員が13日午前、国会で開かれた議員総会に参加する前に記者たちの質問に答えている。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

編集者協会招請討論会で 「父は正しい判断を下した」
歴史観 論難を正面突破する意向…野党 一斉に批判

  朴槿恵セヌリ党大統領選挙競選候補は16日、朴正熙前大統領の5・16クーデターと関連して「父としてはやむをえず最善の選択をした」とし「正しい判断を下した」と語った。 野党は「大統領になる資格がない」として朴候補の発言をいっせいに批判した。 朴候補が2007年ハンナラ党大統領選候補競選当時‘救国の革命’と規定したのに続き再び‘避けられない最善の正しい選択’と5・16を美化したことにより彼女の歴史観と民主主義観が年末の大統領選挙の争点に浮上した。

  朴候補はこの日午前、ソウル、太平路(テピョンノ)の韓国言論会館(プレスセンター)で開かれた新聞放送編集者協会招請討論会で5・16に対する評価を尋ねる質問に、「5・16当時の状況から見た時、国民が草根木皮で春窮をしのぎながら貧しい国で苦労して暮らしていたし、安保的にもとても重大な危機状況」だったとし「父としてはやむをえず最善の選択をしたのではないか」と話した。 彼女は続けて「その後、国家発展や今日の韓国に至るまで5・16が礎石を作ったという点で(父は)正しい判断を下したと判断する」として「ただし反対意見を持つ方もおられるので、この問題に対して正しいとか正しくないとか言わずに国民と歴史の判断に任せなければならない」と話した。

  朴候補は朴正熙前大統領の維新体制についても「歴史の判断に任せなければならない」として「維新によりできた国家発展戦略と関連しては歴史の判断に任せるほかはない」と明らかにした。 彼女は「その時代に被害を受けて苦痛を受けた方々と家族の方々には何回も申し上げたように常に申し訳ない気持ちを持っており、心から謝罪申し上げる」と付け加えた。

  朴候補のこの日の発言は今年の大統領選挙で父親を巡る論難を正面突破するという意を明確にしたものと分析される。 しかし朴候補の発言は軍の政治介入問題、歴史観と民主主義に対する種々の論難を起こすものと見られる。 直ちにセヌリ党競選の競争者であるキム・ムンス京畿(キョンギ)知事は、この日の放送インタビューで「5・16は大韓民国憲政史を中断させた軍部のクーデターとして非常に不幸なことだった」と話した。

  チョン・ソンホ民主統合党スポークスマンは論評して「民主憲政を転覆させた軍事クーデターを‘最善の選択、正しい選択’と見る政治家は、民主共和国の大統領になる資格がない」と批判した。 チョン スポークスマンは「4・19民主革命で樹立された民主政府を転覆させた5・16クーデターが正しい判断だとすれば、全斗煥の12・12クーデターも良い選択であろうし、日帝植民地支配も近代化革命になる」として「朴候補が夢見る国は、彼女の父親が成し遂げた1人独裁維新共和国の再現」と話した。 イ・ジアン統合進歩党副報道担当者は「どう考えてみても朴候補の歴史観は民主国家の指導者として不適切だ」として「朴候補が朴正熙大統領の政治的遺産を相続された継承者に過ぎないという事実が明らかになった」と指摘した。

チョ・ヘジョン記者 zesty@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/542783.html 訳J.S