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全羅監営(チョルラカミョン)復元下絵 できた

原文入力:2012/07/10 20:45(948字)

最優秀作に三豊エンジニアリング
旧道庁舎 撤去後 2014年 着工

 全北(チョンブク)全州市(チョンジュシ)は部分復元の方向が決まった全羅監営の復元枠が決まったと10日明らかにした。 市は全羅監営復元の下絵になるアイディア懸賞公募最優秀作に(株)三豊エンジニアリング建築会社事務所の出品作(写真)を選定したと説明した。

 全州市、完山区(ワンサング)、中央洞(チュンアンドン)の旧全北道庁舎の場所にあった全羅監営は全羅南北道と済州道(チェジュド)を管轄した軍事・行政の中心官署であった。 最優秀作は復元対象として宣化堂(観察使執務室),内衙(役人たちの宿舎),観風楼(出入り口にある楼閣),内三門(内側出入り口)等4ヶ所を最も原形に近く描き出した。 また、旧全北道庁舎の西側建物(現、全北開発公社)の場所に作る文化施設と休息空間を適切に配置し活用度を高めた。

 市は今回の復元関連アイディア当選作を基盤に復元推進委員会および全北道文化財委員会の審議などを経て基本設計を確定する方針だ。 2013年に旧道庁舎を撤去して、2014年に工事を始める計画だ。

 しかし454億ウォン(文化施設・休憩空間建築費400億ウォン、宣化堂など復元費40億ウォン、撤去費14億ウォン)がかかると推定される予算をどのように確保するかがカギだ。 道の指定記念物である全羅監営は国費の支援を受けられない境遇であり地方費を使わなければならないためだ。

 イ・ガンジュン市文化財担当は「当初、現在の完山警察署を含めて全体復元をしようとしたが、予算と現実的困難のために部分復元することで方向を定めた」として 「予算確保が未定なので竣工目標年度には言及できない」と話した。

 これに先立ち全州市は2009年から各界専門家で構成された全羅監営復元推進委員会を設け17回に及ぶ議論の末に全羅監営の核心施設に限定する部分復元に方向を定め懸賞公募を行った。

パク・イムグン記者 pik007@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/541974.html 訳J.S