原文入力:2012/07/09 22:52(1210字)
最高裁判事候補者キム・ビョンファ
相場7~8億台売買…2億台で申告 脱税疑惑
キム・ビョンファ(57・仁川(インチョン)地検長)最高裁判事候補者がソウル 江南(カンナム)のアパート2戸を売買する過程で取引価格を減らして申告する方法で脱税したという疑惑が提起された。
9日民主統合党イ・チュンソク議員室が確保した資料などを総合すれば、キム候補者は2000年4月、ソウル江南区、三成洞(サムソンドン)のSアパート1戸(144㎡)を購入した。 当時キム候補者はこのアパートを4億6500万ウォンで買ったと最高検察庁に申告した。 だが、キム候補者は江南区庁にはこのアパートを最高検察庁に申告した金額の半分である2億3500万ウォンで購入したと申告した。 取得税と登録税を実際に納めなければならない金額の半分しか納めなかった可能性が高い。
これに対してキム候補者側は 「当時、登記業務を担当した法務士は法令に従い基準時価を基準として(江南区庁に)申告をしたもので、候補者本人は透明にするべきだとの考えで実取引価額を基準として(最高検察庁に)申告をした」と話した。
これに先立ちキム候補者は1994年7月にはこのアパートと同じ団地内のまた別のアパート(127㎡)を買った後、2000年3月に売った。 キム候補者は2000年公職者財産申告をする際にこのアパートを2億7200万ウォンで売ったと申告した。 しかしキム候補者のアパートと同じ棟の同じ坪数を1994年に売ったイ・某(59)氏は<ハンギョレ>と会って「1994年当時でもアパートを4億ウォン台序盤で売っていたし、2000年には7億~8億ウォンまで騰がっていた」として「キム候補者が申告した売却価格は実取引価額より4億~5億ウォン低い価格」と話した。
これに伴い、キム候補者が説明とは異なり、2つのアパートの売買価格を全て実取引価額基準で申告しなかったという疑惑が提起されている。
また、キム候補者は2000年に売ったアパートではただの一日も暮らしていなかったことが確認された。 結局、キム候補者は居住するわけでもないアパートを通じて6年間で3億~4億ウォンの差益を残したものと推定される。
イ・チュンソク議員側は 「税金を減らすために取引価格を大幅に下げた‘ダウン契約書’を作成したという疑いが強く持たれる」として「最高裁判事候補者が私利私欲を満たすためにダウン契約書を作成するということはあってはならないこと」と話した。 ユン・ヒョンジュン、キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/541806.html 訳J.S