本文に移動

キム・ジェチョル "MB、いくら歯が抜けた虎でも…"

原文入力:2012/07/04 11:15(1089字)

←キム・ジェチョル<文化放送>社長が21日午後ソウル、万里洞(マルリドン)オフィステル付近の浴場から入浴をして出てきている。 キム・ジョンヒョ記者 hyopd@hani.co.kr

"新しい理事陣すでに内定" 留任趣旨 発言知らされて

 キム・ジェチョル文化放送(MBC)社長が「8月からの新理事陣がすでに(私を支持する人々に)内定している」という趣旨の話をしたことが分かった。 文化放送の社長を選任する放送文化振興会は理事が9人だ。 全て放送通信委員会が任命するが、大統領と与党、野党がそれぞれ3人ずつを推薦する。 現理事の任期は8月8日までだ。

 全国言論労働組合文化放送本部(本部長 チョン・ヨンハ)は4日に発行したストライキ特報で、キム社長が先月28日役員と一部幹部が同席した懇談会でこのように話し「退陣可能性は少なく、1%から多くても5%に過ぎないとも言った」と話した。

 労組は「キム社長が‘李明博大統領がいくら歯の抜けた虎になったとしても、放文振に影響力が残っている’として、幹部の動揺を遮断しようとした」と伝えた。 キム社長は‘放文振の新しい理事陣の構成と関連して、李明博大統領とすでに話が終わった’という話も社内の人々に伝えたことが分かった。

 このような流れは文化放送出身シン・ギョンミン民主統合党議員の展望とも一致している。 シン議員は先月3日<プレシアン>と行ったインタビューで、キム社長が去る5月25日から正門を通じて出退勤し始めたことと関連して「キム社長が大統領府、正確にはMB(李明博大統領)の信任の確認を受けたという意だ。‘キム・ジェチョルはそのままで行く’という話」として「大統領府がしてはならないことをした瞬間だ」と主張した。

 キム社長の言葉が事実なら現在進行中の放文振新理事陣公募手続きが要式行為に過ぎないという疑いまで提起されうる。 放文振理事の任命権を持つ放送通信委員会はキム社長がこういう発言をした翌日の先月29日、放文振理事公募事実を発表した。

 MBC労組は「発言の事実有無を別にして、キム社長は物議をかもしたことに対して責任を負い直ちに辞退しなければならない」として「大統領府も明確な立場を示しなさい」と要求した。

キム・ウォンチョル記者 wonchul@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/540911.html 訳J.S