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"MB政府、慰安婦被害者を日本以上にひどく侮辱した"

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/540019.html

原文入力:2012/06/28 13:58(1745字)

 政府が韓日軍事協定を一方的に処理するや韓国挺身隊問題対策協議会(以下、挺身隊対策協)は「李明博政府が慰安婦問題にも法的解決でない人道的解決だけを云々しておき、今度は抜き打ちで軍事協定を強行し‘骨の髄まで親日’というアイデンティティを確認させた」と強力反発した。 挺身隊対策協側は「抜き打ちで韓日軍事協定を押しつけた李明博政府は日本右翼以上に大きな侮辱を我が国民と慰安婦被害者に与えた」と抗議した。

 続けて挺身隊対策協は「今は平和碑少女像に日本右翼が杭テロを行い、これに対する怒りがいつにも増して熱く燃え上がっている時点」とし「国民に隠れて拙速処理した協定締結案を全面撤回し、正しい韓日過去事の清算に乗り出してくれ」と政府に要求した。

 政府の一方的な奇襲処理に相当数のネチズンは慌てながらも激昂した反応を見せた。

 あるネチズンは「国家重大事を一方的に強行処理する政権が、今度は日本との軍事協定まで国民が知らないうちに強行した。国民を無視すれば明確にその代価を払うことになるだろう」と明らかにした。

 ダウム、アゴラID cha**は 「政府は1級秘密でもない通常の24ヶ国協定と同等水準の軍事情報協定と言うが、そのような協定をなぜ追われるように、こっそりと通過させるのか疑問」と書いた。

 ツイッターID@ko**は 「日本は帝国主義侵略という犯罪の歴史に対して全く反省がないのに、また新たな祟りを招いている」として批判した。 あるネチズンは「日本と軍事協定を締結した昨日は、ちょうど独立運動に身を投じた白凡 金九先生の63周忌追悼式が開かれる日」として歴史的な意味を想起させた。

 韓日軍事協定に肯定的な見解を持ったネチズンもいた。 ツイッターID@skt**は「長距離ミサイル発射に続き北韓威嚇が続くと韓国と日本が情報を共有して北韓挑発に備えるといいますね。 政府は軍事協定を締結するものの慰安婦問題など外交懸案は徹底的に分離対応するという方針」と話した。

 市民団体と野党はよどみない批判を吐き出しながら、協定締結経緯を詳細に明らかにするよう政府を圧迫した。 参与連帯平和軍縮センターは「李明博政府は6月26日に開かれた閣僚会議録と韓日軍事秘密保護協定を国民の前に直ちに公開しなさい」として「この協定を締結するまで社会的合意を導き出すためにどんな努力を傾け、韓日両国間には議論がどのように進行されたのか、合意はいつ、どのようになされたのかを明らかにせよ」など計10項目の公開質問書を公開した。 また、参与連帯は「韓日間相互軍需支援協定(ACSA)締結時点はいつを想定しているのか、これもまた閣僚会議非公開即席案件で推進する予定か」と政府に尋ねた。

 パク・ヨンジン民主統合党スポークスマンは「何が急で即席案件で(韓日軍事協定を)締結したのか国民は疑問」としつつ「おかしなことが一つや二つでなく、国民の批判があふれているにも関わらず政府は軍事情報保護協定を計画どおり推進して、軍需協定も推進すると明らかにして国民的憤怒を煽りたてている」と明らかにした。

 反面、キム・ヨンウ セヌリ党スポークスマンは「韓国・日本情報保護協定は安保と関連した情報を互いに交換できる基本的な根拠を用意する協定」としながら「国家安保のための外国との軍事協力を余計な反日感情で刺激することは国益に役立たないだろう」と明らかにした。 これに対して民主統合党のパク スポークスマンは「今回の軍事協定に李明博政府がなぜこのように焦燥感を示すのか、そしてセヌリ党はこの場に至って国民に向かって‘反日感情を刺激することは国益に役立たない’という訓戒を言い出すのか、確かめてみなければならない」と明らかにした。 大統領府は今回の協定に対してまだ公式的な立場を明らかにしていない。

ユン・ヒョンジュン記者 hjyoon@hani.co.kr

原文: 訳J.S