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元 三星LCD 労働者 ‘脳腫瘍’ 労災申請

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/345981.html

原文入力:2009-03-24午後09:03:05
半導体 白血病に続いて波紋

チェ・ウォンヒョン記者

三星電子半導体工場労働者たちの相次ぐ白血病発病に続き、三星電子LCD工場で仕事をした労働者が24日、自身が罹病した脳腫瘍に対して職務関連性を認めてくれとして産業災害療養申請を提出した。
高等学校3学年の時から6年間、京畿,龍仁市の三星電子器興工場LCD事業部で仕事をしたハン・ヘギョン(29・女)氏は3年間生理がないなど健康問題で2001年に会社を辞めた。その後も目がよく見えず平衡感覚をしばしば失う症状に苦しんだハン氏は2005年に病院で‘小脳部脳腫瘍’の判定を受け手術を受けた。しかし完治せず現在も母親の助けなしでは行動が不便な状態だ。ハン氏はこの日、勤労福祉公団に産業災害療養申請を出し「LCDパネルに部品を取り付ける際に扱った化学物質と有機溶剤らが癌を起こしうる」と主張した。部品接合用ソルダークリームは主成分が鉛であり、溶媒・洗浄剤のイソプロピルアルコールは有機溶剤に分類される。ハン氏の母親は「家族の中で癌にかかった人がおらず、娘も入社前には病んだことがない」として「工場に通った後から健康が良くなかった」と話した。

ハン氏の脳腫瘍と関連して、キム・ギョンイル京畿道立医療院神経外科専門医は‘業務関連性検討意見’で「電子業者で神経に有毒だと知られている色々な種類の有機溶剤に露出し、末梢神経障害・中枢神経系機能低下がもたらされ、結局小脳癌の発病が促進されたものと見られる」と明らかにした。また「19才という幼い年齢で有害化学物質と発癌物質に多量に露出し脳癌発生が促進されたものと見られる」と明らかにした。

白血病で亡くなった半導体工場労働者たちの遺族などで構成された‘半導体労働者の健康と人権守り’はこの日、三星電子器興工場前で記者会見を行い「LCD工場の作業環境は白血病患者が13人も発生した半導体工場と大きく変わらない」として「電子産業全般にわたり発癌物質など有害物質現況を点検しなければならない」と要求した。

チェ・ウォンヒョン記者circle@hani.co.kr

原文: 訳J.S