原文入力:2012/06/26 08:22(1686字)
統合進歩党 競選候補別 新規入党者数と6月中旬前脱党者数
新規入党・離党統計資料を見てみれば
イ・ソクキに投票した新規党員が最も多く
統合後の政派間勢力拡張 総力戦
城南(ソンナム)同一住所地党員名簿 論難
非常対策委‘幽霊党員ではない’確認
統合進歩党に今年入党した党員10人中 3人程度が4・11総選挙以後に離党していたことが分かった。 4・11総選挙直後に明らかになった比例代表不正競選波紋が原因とも見られるが、離党した党員の相当数は比例代表競選のために集めたいわゆる‘競選用党員’である可能性が提起されている。
<ハンギョレ>が25日に入手した‘統合進歩党2012年新規入党および離党党員統計、および去る比例競選投票結果資料’を見れば、今年新たに入党した党員たちの内 30%近くが総選挙以後に離党していた。 今年入党した党員たちを比例代表競選時に投票した候補別に見れば、イ・ソクキ候補に投票した新規党員が2695人で最も多かった。 次いで参与党系であるオ・オクマン候補に投票した新規党員が1969人、保健医療労組出身のナ・スンジャ候補への投票者が1386人で後に続いた。 新規党員の離党比率は候補別に少しずつ違いがあるが、イ・ソクキ候補に投票した新規党員の15.1%にあたる407人が4・11総選挙から6月中旬の間に離党し、オ・オクマン候補に投票した新規党員の58%にあたる1142人が同じ時期に離党したと集計された。ユン・クムスン候補(全国女性農民会出身)の場合、彼女に投票した新規党員833人の内、今までに離党した人は35人(4.2%)で主な候補らの中で離党した党員比率が最も低かった。 比例候補競選に参加した15人の候補に投票した新規党員数を全て合わせれば1万274人で、この内、今までに離党した党員は3126人(30.4%)と集計された。
このように高い党員離脱率は、比例代表不正競選波紋の影響もあるだろうが、真性党員の直接投票で主要党幹部の大部分を選ぶ統合進歩党の特殊性と関連があるという説明も出ている。 進歩統合と野党圏連帯でいつにも増して比例代表当選の期待感が高かったために、比例代表出馬候補らが個人的な縁と自身が属した組織を総動員して新規党員たちを募集するなど、競争もかつてなく激しかった。
去る21日、統合進歩党内部でふくらんだいわゆる‘慶南(キョンナム)、城南市(ソンナムシ)集団居住幽霊党員’論難も結局このような過程からもたらされたものと見られる。 党革新非常対策委は25日「該当党員たちの大部分が住民番号があり、携帯電話で連絡でき、党費を納めている実体のある党員たち」と明らかにした。彼らが‘幽霊党員’ではないという結論だ。
今回議論になった京畿道、城南の‘同一住所地党員たち’もやはり去る4月の総選挙を控えて入党勧誘を受けた党員たちが大部分だ。 統合の3主体が各自勢力拡張のために総力を挙げた側面もあり、競選投票権を与える資格も以前の‘3ヶ月以上党費納付’から今回に限り‘1ヶ月納付’に緩和された点も過熱競争を刺激した側面がある。
もちろん、党内選挙戦を控えてこのように党員たちを集中的に募集する慣行は統合進歩党だけにあることではない。 既成政党である民主統合党やセヌリ党ははるかに激しく党員募集がなされる。 その過程で党費代納事件が明らかになることもあり、組織票を大量に持つ人が特定候補といわゆる‘ディール’をすることが過去にはたびたび起きもした。 しかもこれら政党は離党をするには本人が脱党届を出さなければならない選挙法を理由に挙げて長期にわたり活動しない党員たちも党員として継続維持するようにしたりもする。 ソク・ジンファン記者 soulfat@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/539576.html 訳J.S