原文入力:2012/06/24 19:42(975字)
最高裁 "パク・ヘンナン氏 主張 虚偽ではない"
警察の調査過程で警察官にセクハラされたと言論に明らかにして、反対に名誉毀損の疑いで起訴されたキリュン電子の女性労働者の無罪が確定した。
最高裁3部(主審 ミン・イルヨン最高裁判事)は虚偽事実で警察官を誹謗した容疑(出版物による名誉毀損など)で起訴された民主労総金属労組キリュン電子分会組合員パク・ヘンナン(50)氏に対して無罪判決した原審を確定したと24日明らかにした。
裁判所は 「ソウル銅雀警察署で調査を受けた際に刑事課事務室内のトイレで用を足したが調査を担当したキム・某警士が強制的に出入口を開けてからだ全体を見た」というパク氏の主張が虚偽だと見る何の証拠もないという原審判決を受け入れ、検察の上告を棄却した。
パク氏は2010年4月6日、解雇者復職問題で会社側と対峙して逮捕され、銅雀警察署で調査を受けた。 パク氏は翌日記者会見を行い、セクハラ事実を公開し 「耐えがたい侮辱感で手足が麻痺し応急室に運ばれた」と話した。
これに対してキム警士は「化粧室のドアに手を付けたことはなく、電話通話をしたパク氏に出てこいと言っただけ」と主張し、検察はパク氏が言論に虚偽事実を流布したとし同年12月パク氏を不拘束起訴した。
2審裁判所も 「女性であるパク氏としてはキム警士がドアを開けて用を足す自身を見たことに羞恥心を感じたものであり、これに対して抗議したのに謝罪を受けられず相当な侮辱感を感じたものと見られる」として「これによって結局、応急室まで行くことになったと見る余地がなくはない」とパク氏の手を挙げた。
キリュン電子分会はこの日、報道資料を出し「セクハラ事件にも謝罪と反省をするどころか、反対に被害者を告訴した銅雀警察署とソウル中央地検刑事5部、検察の主張だけ書き写した<朝鮮日報> <連合ニュース>等を相手に名誉毀損と損害賠償請求訴訟を行う」と明らかにした。
ヨ・ヒョンホ先任記者 yeopo@hani.co.kr
原文: 訳J.S