原文入力:2012/06/20 20:59(1890字)
←朴槿恵セヌリ党議員が20日午前ソウル、中区(チュング)、西小門洞(ソソムンドン)のプヨンビルに用意されたペルーでのヘリコプター事故犠牲者合同焼香所を訪ね献花している。 シン・ソヨン記者 viator@hani.co.kr
‘維新の張本人’主張には "新しい内容がない問題"
‘分断リーダーシップ’論議には "明白な女性差別・卑下"
"完全国民競選を受け入れなければ決断することもありうる。"(非朴槿恵大統領選挙走者), "分断状況で女性リーダーシップは時期尚早だ。 朴槿恵は維新統治の張本人だ。" (イ・ジェオ議員)朴槿恵セヌリ党議員に向けた非朴側の攻撃強度が日増しに高まっている。 朴議員が5年前の李明博前ソウル市長(当時)と大統領選候補の席を劣勢の中で争う時とは異なり、今や支持率絶対強者としては避けられない現実だ。 朴議員側も「どうせ本戦でも続く問題」と話す。
パク議員側はその一方で序盤の防御線を構築するように20日大々的反撃に出た。
■イ・ジェオ議員との悪縁
朴議員側のイ・ジョンヒョン最高委員はこの日、イ・ジェオ議員が前日 「朴槿恵は維新統治の張本人」と話したことに対して<キリスト教放送>ラジオに出演して反撃した。
彼は「朴正熙前大統領に対しては金泳三・金大中・盧武鉉大統領時期にあらゆる委員会を作って、極めて多くの資料が出てきたし、議論されうる問題はみな出てきて新しいことではない」として「下品且つ卑怯にやらずに男らしく(朴前大統領ではなく)生きている朴槿恵(前非常対策)委員長と目を合わせて競争しなさい」と要求した。
"分断の現実を体験せず国防を経験しなかった身で単純に女性だという理由のみでリーダーシップを持つには困難がある" というイ・ジェオ議員の主張に対しては、親朴系のイ・ヘフン最高委員が批判に立った。
イ最高委員は<YTN>ラジオ インタビューで「問題の発言をされた方(イ・ジェオ議員)が軍隊に行っていない今の男性大統領(李明博大統領)を作るために死力を尽くした方ではないか」として「国防の義務を果たさなかった男性大統領は何も問題にしないで、唯一女性に対してのみ‘国防義務をしなかったために国家安保を守れない’ということは明確に女性差別であり卑下」と反撃した。
イ・ジョンヒョン最高委員も「力こぶと筋肉で国防し外交し国政をし経済するのか」と皮肉った。
彼は「朴前委員長は朴正熙大統領の首を刎ねるという武装共産軍が大統領府の目の前まで攻め込んだ事態も体験したし、北韓が送った人によって母親を失った人」とし「それに勝る安保体験がありえるか」と語った。
朴槿恵議員とイ・ジェオ議員の舌戦はすでに17代国会初期にも熱くなった経緯がある。 2004年8月末、求礼(クレ)研鑽会でイ議員は‘独裁者の娘’とし朴議員を攻撃し、朴議員も「私が代表になれば離党すると言ったくせに…」と正面から受けたことがある。
■ 競選ルールで圧迫する非朴3人衆
いわゆる非朴走者であるチョン・モンジュン、イ・ジェオ議員とキム・ムンス京畿(キョンギ)知事が要求している完全国民競選要求に対する朴議員側の態度は頑強だ。
非朴走者は‘完全国民競選が受容されない場合、選挙戦不参加’を挙論している。
イ・ヘフン最高委員はこの日ラジオ インタビューで「(非朴走者の中で)非公式的に(現在のルールどおり)候補登録をするという意思を伝達してくる方もいる。 (競選ルールを変えなければ候補登録をしないという)公式的な発言が必ず100%本心とは言い切れない気がする」と話した。 それが誰なのか明らかにしてほしいという要請に対し、イ最高委員は「実名をここで明らかにすればその方がとても人格的に…」として一部の非朴走者が‘二重プレー’をしていると攻撃した。
親朴系のユン・サンヒョン議員もこの日「メディアリサーチに依頼して完全国民競選に対する世論調査をした結果、完全国民競選が何かを正しく知っている比率が21.3%に留まり、彼らの中では完全国民競選(42.6%)より現行方式(55.2%)に対する選好度が高かった」と発表した。
非朴走者が 「完全国民競選に対する世論が強い」との主張に対する反撃であるわけだ。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/538801.html 訳J.S