原文入力:2012/06/20 08:54(1200字)
←キム・某 セヌリ党首席専門委員が酒に酔ってタクシー運転手と喧嘩になり連行されて、警察官といざこざを起こしている。 <チャンネルA>画面キャプチャー
警察‘組織暴力団 捜査’ホームレスなど100人を拘束し…
タクシー運転手と喧嘩…地区隊連行後に警察官を足蹴り
警察がいわゆる‘酒酔い暴力’に対する大々的取り締まりに出た中で、セヌリ党高位党役員が酒酔い暴力で連行されたが解放されるという事件が発生した。 去る18日、取り締まり1ヶ月余で100人の酔っ払い事犯を拘束したと自慢した警察の捜査の定規の公正さを巡り論難が不可避になった。
ソウル、麻浦(マポ)警察署は18日夜12時頃、麻浦区(マポグ)、西橋洞(ソギョドン)の路上および地区隊(交番)で酔っ払った状態で警察に暴言と暴行を働いたキム・某(47)セヌリ党首席専門委員を連行したが、19日朝に解法し不拘束立件した。 キム専門委員はこの日、酒に酔っ払った状態でタクシー運転手と喧嘩になり申告を受けて出動した警察官といざこざを起こし、近隣地区隊に連行された後にも警察官に悪口を浴びせ喉首を掴み足蹴にした疑いを受けている。
麻浦警察署関係者は「現場に出動した当時(キム専門委員が)一方的に警察官に悪口を浴びせ地区隊へ連行したが、地区隊に来ても警察官に暴言と暴行を続けた」と明らかにした。 しかしこの関係者は「該当警察官が負傷したわけではなく悪口を言ったことだけでは暴行容疑を適用しないので公務執行妨害容疑だけを適用した状態」として「身分・住居が明らかで関連前科がなく拘束令状は申請しなかった」と明らかにした。
これはこれまでに検挙した酔っ払い事犯の場合、過去の犯行を追跡調査し、乱暴を働いた自営業者から被害陳述を受けとり暴行と業務妨害容疑を適用するなど最大限に犯罪事実を収集し拘束捜査している警察の最近の態度とは相反する内容だ。 特に警察が与党高位党役員というキム委員の身分に影響を受けて警察官に対する暴行容疑をわざと適用しなかったのではないかとの指摘も可能だ。 この間、警察が拘束した酔っ払い事犯100人の中で82人が無職者だ。
今回立件されたキム専門委員は去る15日セヌリ党党員220万人の情報を流出させた疑惑で拘束されたイ・某党専門委員が党員名簿を携帯メール発信業者に売り払った当時、党組織局長を務めており、4・11総選挙公選者選定過程に介入したという論難に包まれもした。
パク・ヒョンチョル、オム・ジウォン記者 fkcool@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/538642.html 訳J.S