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‘歴史 逆向’連日攻勢 イ・ジェオ "朴槿恵は維新統治の張本人"

原文入力:2012/06/19 19:30(1531字)

←議員総会場の朴槿恵、朴槿恵セヌリ党前代表が19日午後、国会で開かれた議員総会に参加しながら記者たちの質問に答えている。 カン・チャングァン記者 chang@hani.co.kr

競選ルール攻防を越えて感情的争いに

 党内大統領候補競選ルールに触発された朴槿恵前セヌリ党非常対策委員長とイ・ジェオ議員の葛藤が険悪な感情的争いに駆け上がっている。

 朴前委員長は19日、国会で開かれた議員総会に参加しながら記者たちと会ってイ・ジェオ議員の‘分断国 女性大統領不可論’に対して「21世紀にもそのように考える方々がいるのか」と語った。 前日イ・ジェオ議員が「国が統一され平和になった後ならば分からないが、まだ(女性リーダーシップは)時期尚早」とした話に対する返答であった。 親朴系のチョ・ウォンジン議員もこの日国会で開かれた院内対策会議でイ議員を狙って「党内大統領候補ともあろう方の発言が、あまりにネガティブ的で反社会・反近代的」としつつ「まだ年齢から見て精神がおかしくなる年齢ではないのに、そのようにするのは党のために良くない」と皮肉った。

 しかし、イ・ジェオ議員はこの日、朴前委員長を「維新統治の張本人」と名指しして一歩更に前へ出た。 イ議員はインターネット媒体<イーデイリー>とのインタビューで「維新の最中に(陸英修氏の逝去以後)その期間、大統領府の奥方は朴槿恵であった」として「任命状も与え政治的な行為をした。 維新統治の張本人だった」と話した。 更に「朴議員は以後一度も維新政権に関して自ら懺悔や反省をしたことがない」として「今でも維新時代を美化しているが、そうすれば国と歴史が完全に逆に行く」と付け加えた。 朴前委員長が最も敏感と考える維新と朴正熙前大統領に関する問題に正面から言及しながら‘挑発’に出た姿だ。

 イ議員は‘強情、不通、独裁’という表現を使って現行競選規則を守る朴前委員長を批判しもした。 彼は「頑固不通で‘ルールは決まっているじゃないですか。ルールに従います’と一言のもとに切り捨てるから、すぐに維新時代を連想させるのではないか。別の見方をすれば、大統領(になることを)あきらめた人のようだ」と話した。 イ議員のある側近は「相手を無視する朴前委員長の態度にイ議員が腹を立てたようだ」と話した。

 朴前委員長側はイ議員の‘維新張本人’発言を不快に思いながらも、新しいものではないという態度を示した。 ある側近は 「その方が一生を通じて、そのような話をしないでいたことがあるか」として 「それなりの政治形態に対して何も言うことはない」と話した。 また別のある側近も「一種のノイズ マーケティングと見る。 1位に対して粗捜しすること以外には存在感を示せないようだ」と話した。

 一方、チョン・モンジュン、イ・ジェオ議員とキム・ムンス京畿(キョンギ)知事など、非朴(槿恵)走者はこの日、候補間円卓会合をファン・ウヨ代表に提案した。彼らは報道資料を出して「指導部が競選ルールに関する解決方案を出せない苦しい状況を打開するために、候補間円卓会合を提案する」と明らかにした。朴前委員長側は「非朴走者の提案は大統領選挙を目前に置いて大統領制を内閣制に変えようというような話」として「円卓会議には意味がない」と話した。

ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/538530.html 訳J.S