原文入力:2012/06/11 22:38(820字)
昨年7月、牛眠山(ウミョンサン)の山崩れで市民16人が亡くなったソウル市が、山地斜面を専門的に管理する組織を新しく作ることにした。 毎年300件以上起きていた山崩れを10分の1以下に減らした香港の山崩れ防止ノウハウの伝授を受けることにもした。
ソウル市はパク・ウォンスン市長が11日香港の常習山崩れ地域を訪問した後、香港の山地防災政策を総括する地質工学技術所(GEO)と山林保全のための相互協力協約を結ぶ計画だとしてこのように明らかにした。
市は協約締結を通じて地質工学技術所から協力官の派遣を受け、香港の山崩れ防災ノウハウを学ぶ計画だ。 香港は全面積の60%以上が15度以上の自然傾斜面で、以前は毎年300件以上の山崩れが起きていた。 しかし1977年地質工学技術所設立後、発生件数が20~30件と確実に減った。 技術所では専門担当者と技術者600人余りが6万箇所の斜面についての基礎資料を作って管理している。
市は現在山地防災課など三部署に分けて担当している斜面管理業務を含め、山地管理と山崩れ対応を専門担当する組織を新しく作ることにした。 また、来年までに市内の山地を全数調査して10年単位の砂防計画をたて、災害危険地図を作成して山崩れが起きたときに住民たちに携帯メールを送るなど、山崩れ予報・警報システムも改善することにした。
この10日に2泊3日の日程で香港を訪問したパク市長は、10日香港の創意力学校で開かれた社会革新国際会議閉幕行事に参加したのに続き、この日香港の常習山崩れ地域を見て回った後、12日に帰国する予定だ。
パク・キヨン記者 xeno@hani.co.kr
原文: 訳A.K