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シン・ジェミン、イ・ククチョル、揃って懲役3年6ヶ月 宣告

原文入力:2012/06/04 17:16(1500字)

←シン・ジェミン前文化体育観光部次官(左)とイ・ククチョルSLSグループ会長

裁判所 "高位公務員がイ会長からカードを受け取り1年間使ったことは罪質不良"

 イ・ククチョル(50)SLS会長から種々の請託と共に巨額を受け取っていた疑惑(特定犯罪加重処罰法のわいろ)で拘束起訴されたシン・ジェミン(54)前文化体育観光部次官に懲役3年6ヶ月の実刑が宣告された。 イ会長も同じく3年6ヶ月の実刑宣告を受けた。

 ソウル中央地裁刑事合議22部(裁判長 キム・デウン)は4日、イ会長からSLSグループ関連請託を聞き入れる代価として法人カードを受け取り9700万ウォン余りを使ったシン前次官に 「清廉性を維持しなければならない高位公務員がイ会長からカードを受け取り1年間使ったことは罪質が不良で、そのために公務員の清廉性に対する国民の信頼が下落した」として懲役3年6ヶ月と罰金5300万ウォンを宣告した。

 裁判所はシン前次官がイ会長からSLSグループの船舶建造前受金払戻保証発行、統営(トンヨン)造船所新設推進、不法複製プログラム使用者取締り、韓国政策放送(K-TV)人事請託など各種要請を聞き入れ、SLSグループの法人カードを受け取り使ったことに対して「シン前次官が職務と関連して受け取ったもので、未了的ながら代価性を認識して受け取った」と判断した。 裁判所はまた、シン前次官が李明博大統領の大統領選挙キャンプである安国(アングク)フォーラムと李大統領中央選挙対策委員会で活動していた当時、イ会長側の要人である事業家キム・某(43)氏から車両賃貸料1400万ウォンを受け取った疑惑(政治資金法違反)についても有罪を宣告した。

 一方、ソウル中央地裁刑事合議21部(裁判長 イ・ウォンボム)は韓国輸出保険公社が支援する共生協力資金476億ウォンを横領し、シン前次官に請託と共に金品を渡した疑惑(特定経済犯罪加重処罰法の詐欺など)で拘束起訴されたイ会長に対しても懲役3年6ヶ月を宣告した。

 裁判所は「公共的性格の資金を不正な方法で確保し事業資金として活用するのは適法手続きの価値と目的達成過程での公正性を傷つけた」とし「いかなる名分や成果があっても正当化することはできない」と話した。 また、シン前次官に賄賂を贈った部分に対しては「SLSグループ ワークアウトに関する自身の無念さを訴える問題提起方式や解決手段が非常に不適切だった」と話した。

 特に裁判所はイ会長が政界の実力者に金品を渡して‘救命ロビー’を行い、これと関連した主要人物を記者会見等を通じて言論に暴露したことに対して「政経癒着の疑問を広め、公共部分に対する嫌悪と不信を助長した非常に不適切な行動」と指摘した。

 一方、イ会長のロビー窓口として、パク・ペス(47)前イ・サンドク セヌリ党議員補佐官に金品を渡した疑惑(弁護士法違反など)で拘束起訴されたムン・ファンチョル(43)テヨンロジクス代表には懲役3年と追徴金7億8000万ウォンが宣告された。 パク前補佐官はSLSグループと第一貯蓄銀行側から7億5000万ウォンを受け取った疑惑(特定犯罪加重処罰法の斡旋収賄)で拘束起訴され、来る22日に宣告を控えている。 パク・テウ記者 ehot@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/536008.html 訳J.S