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空軍 予算 255億 着服した業者に前参謀総長の子息が…

https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/530537.html

原文入力:2012/04/30 18:59(1189字)

 空軍と軍用機整備契約を結んだ企業等が虚偽の整備記録を提出する方式で政府予算255億ウォンを着服してきた事実が明らかになった。 先月退任したパク・ジョンホン前空軍参謀総長の子息がこの業者に就職していて‘うわさ’がささやかれているが、これに対する特別な調査はなされていないことが分かった。

 監査院は30日 「防衛産業物資 原価機動点検の結果、軍用機整備業者が虚偽の税金計算書と輸入申告証明を利用して防衛事業庁と空軍から整備予算255億ウォン程を不当に掠めとった事実を確認した」として「詐欺・横領など重大犯罪容疑者5人と共謀者8人を検察に告発した」と明らかにした。 監査院資料によれば、B社など外注整備業者は軍用機の核心電子装備などを整備しながら、問題がないのに新品を購入・交換したかのように欺いた。 B社らはこのために廃資材を輸出した後にこれを再び輸入したり、部品調達業者と共謀して、虚偽の輸入申告証明と税金計算書の発給を受けた。 監査の結果、整備を確認・監督しなければならない空軍技術検査官(准尉)は業者から5000万ウォンのわいろを受けていた。

 整備業者代表は引き出した予算で国内と海外に秘密資金を作り、85坪規模の大型アパートを購入するなど個人的に使った。 マネーロンダリング過程に参加した部品調達業者代表らも数十億ウォンを別に手にしていた。 監査院は国防部と防衛事業庁に加算金を含め481億ウォンを回収し、金品を受け取っていた空軍准尉を罷免するよう要求した。

 パク・ジョンホン前空軍参謀総長の子息が今回摘発された整備業者に勤めた事実が確認されたが、軍当局は特別な措置を取っていない。 パク前総長の子息はパク総長が空軍教育司令官であった2009年初めから昨年1月まで今回の監査で摘発された業者内で横領金額が最も多いB社に就職していた。 先月18日パク前総長が2年の任期を満たせずに中途下車し、息子の就職のためという解釈が出回っていた。

 これと関連して監査院側は「パク前総長の子息が該当業者に勤めたことは知っているが、監査重点対象は原価分野での不正だった」と明らかにした。 パク前総長側は「息子が該当整備業者に勤めたことは事実だが、今回の不正とは関係がない」と明らかにした。

 国防部キム・ミンソク スポークスマンは「パク前総長の子息の整備業者就職と該当整備業者の横領にどんな関連があるかは、監査院資料が渡された後に軍捜査当局で厳正に調査し措置する」と話した。

イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr

原文: 訳J.S