原文入力:2012/04/11 21:46(1310字)
←20代女性拉致・殺害事件で住民たちも心を痛めている京畿道(キョンギド)、水原市(スウォンシ)、八達区(パルダルグ)池洞(チドン)のある通り、11日午後行き来する人も少なく閑散としている。
水原拉致殺人現場へ行ってみると‘冷たい隣人’指差され
町の住民たちも事件への言及を敬遠し
1万6千人が暮らすのにCCTVは9台
警察、一歩遅れて治安不在を収拾
"かわいそうな死は本当に残念だが、この頃この町に暮らす人々も生きた心地がしない…。" 通りがかりの20代女性がおぞましい方法で殺害された住居周辺の京畿道、水原市、八達区、池洞の住民たちはこの頃情けないばかりだ。 不良対応に嘘の説明で非難を自ら招来した警察が廃墟になったと共に、町内住民たちも心に大きな傷を負った。
11日午後、犯行現場である池洞小学校一帯は総選挙で臨時公休日をむかえた通常の住宅街のように閑散としていた。 小学校から投票して出てきた40代女性は事件に対して尋ねると、何も言いたくないというふうに手で遮って急いで去った。 住民チェ・某(56)氏は 「警察のミスで人情が厚く暮らしやすい町内が凶悪犯の巣窟のように映ることになった」として「私たちの話はこれ以上持ち出すな」として不快そうに答えた。
被疑者オ・ウォンチュン(42・中国同胞)氏が犯行を犯した家の近所を撮影したあるインターネット放送取材陣は近隣の店舗主人の強い抗議にカメラを下ろしもした。
このような反応は去る8日午後、犯行現場を訪ねた被害女性K(28)氏の遺族たちが住民たちに向かって「薄情だ。助けてくれという声を聞いたはずなのに・・・」と涙まじりに話したのに続き、最近一部言論も住民たちからの申告がなかった点を挙げて‘冷たい隣人’と住民たちを刺激したためだ。
これと共に住民たちは極度の不安感を訴えている。 7300世帯1万6000人余りが暮らす町内に防犯用閉回路TV(CCTV)はたったの9台だけだ。 2台は10日にあわてて設置されたものだ。 この間パトロールカーに乗って巡回し防犯活動をしてきた警察は‘治安不在’という批判に数日前から町内住民の自律防犯隊員らと共に3~4人ずつで歩く方式に変えた。
パク・チャンボク池洞洞長は「人情が厚く暮らしやすい町内が犯罪地域の烙印を捺されることになり残念で仕方ない」として「住民たちの心の傷があまりにも大きく、どのように治癒すればよいか分からない」と心配した。 彼は「住居価格が比較的安く中国同胞が多いが、彼らも強く萎縮している」と伝えた。 池洞に居住する外国人は1347人で、この内、中国同胞は1227人に達する。
‘水原華城(ファソン)’の裾に位置した池洞は文化財保護法による建築物高さ制限などで1970~80年代の古い家々が集まっている。
水原/文・写真キム・キソン記者 player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/527888.html 訳J.S