原文入力:2012/04/10 17:27(1705字)
ユ・インチョン前文化観光部長官が博士学位論文盗作論難をかもしているムン・テソン セヌリ党候補(釜山沙下区(サハク)甲)が国際オリンピック委員会(IOC)委員に選出されたことと関連して「(李明博)大統領がしてくれたこと」と言った動画が広まっている。
問題の動画は去る2008年8月頃作られたYTN突発映像で、大統領府で開かれた北京オリンピック選手団晩餐を撮ったものだ。 映像を見れば李明博大統領が両側に並んだ選手団を握手で励ましながら、ムン・テソン候補に「そうだ、本当におめでとう」と言うや、後からユ前長官が「大統領がしてくれたんだよ」と話す。 ムン候補が北京オリンピックでIOC委員に当選した直後に開かれた大統領府晩餐なのでイ大統領の祝いとユ前長官の発言はともにムン候補のIOC委員当選と関連がある。 この動画は‘ムン・テソンIOC委員はMBがしてあげたこと’、‘ムン・テソンIOC委員誕生の秘密’という題名でツイッターなどを通じて広まっている。
ムン・テソン候補は北京オリンピックが開かれた2008年8月IOC選手委員に当選した。 ムン候補は当時選手たちを相手にした投票でそうそうたるスター級選手出身候補を抜いて堂々1位に当選して‘場外金メダルを取った’という賛辞を聞いた。 しかし‘ムン・テソンIOC委員作り’に国家予算が投入されたという論難がおきた。 このような事実は去る2008年10月6日に開かれた国会文化観光部国政監査で明らかになった。
当時チョ・ヨンテク民主党議員は「ムン・テソンIOC委員選出と関連して、国家予算が2億ウォン余りかかった」として「大統領が直接ムン・テソン選手をIOC委員にしてくれたという話が出るのもこの2億ウォンのためか」と質問した。 これに対しユ前長官は「そうだと見ることができる」」として「このような話は放送には流れないようにして欲しい」と答えた。
当時メディア批評紙<メディアース>がユ前長官の話を引用して詳細に伝えたムン・テソンIOC委員作りの全貌はこうだ. 「IOC自体が国家や政府が乗り出して何かをすることを最も嫌う所だ。 世界中の数多くの選手たちを相手に、会ってそうして選手一人の力でIOC委員になるということは難しい。 テコンドー選手はスポーツ部門全体として比重が小さい。 そのたえに(委員になることが)不可能だと考えたし、委員にしなければならないと考えて積極的に企画会社を付けた。」
文化観光部はこのような事実が知らされてムン候補がIOC委員資格を剥奪されるか戦々恐々とした情況もある。 文化観光部関係者は国会記者室を訪ねてきて「選手個人の知名度に限界があるので、各国でこのような方式で選手委員候補に間接支援をしている」として「(言論に報道される場合)ムン・テソン氏のIOC委員資格が剥奪される可能性を排除できないので国益次元で言論が助けて欲しい」と繰り返し‘協力’を頼んだ。
ムン候補のIOC委員当選が再び注目される理由は最近の博士学位論文盗作と関連があるように見える。 ツイッター利用者@kimya***は 「ムン・テソンIOC委員をMBが作ったものとユ・インチョンが強調するYTN突発映像~!! これ何、自分の力ですることが一つもないね」と話した。
@cbu***は「論文は他人のものを盗作して、IOC委員はMBが作ったことなら、本人がしたこととは回し蹴りだけなのか」と指摘した。
ペク・チャンホン シアル財団運営委員(@mindgood)も関連文と映像を再転送して「ムンドリコーもカッカが?」と話したし、@ban***は「それではユ・インチョンはコピー機の役割??」と皮肉った。
パク・ジョンチャン記者 pjc@hani.co.kr
原文: 訳J.S