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"証拠隠滅 不法携帯電話 -‘ワン次官’パク・ヨンジュン通話記録があった"

原文入力:2012/04/09 21:56(1157字)

民主 "政権核心 パク前次官 介入の証拠" 通話内訳 公開
"イ・ヨンホと通話の可能性…検察、知っていながら捜査しなかった"

 国務総理室公職倫理支援官室が行った‘民間人不法査察’の証拠を隠滅する過程で使われた大統領府不法携帯電話の通話記録に‘迎浦(ヨンポ ライン)’の核心であり政界の実力者であったパク・ヨンジュン前知識経済部次官の名前が登場した。 この不法携帯電話は証拠隠滅容疑で現在拘束されているチェ・ジョンソク前大統領府雇用労使秘書官室行政官が2010年7月に証拠隠滅過程で使えと言ってチャン・ジンス前主務官に支給したものだ。

 民主党の‘MB・セヌリ審判国民委員会’は9日チャン前主務官が証拠隠滅に使った携帯電話の通話内訳を確認した結果、パク・ヨンジュン当時国務総理室国務次長、(彼が勤めていた)鍾路(チョンノ)、世宗路(セジョンノ)の政府中央庁舎、パク・ヨンジュン前次官の秘書であるイ・某氏などの名前が確認されたとし証拠隠滅過程で当時政権の核心だったパク前次官が深く介入したことを示す証拠だと話した。 通話記録にはその他にもチン・ギョンナク公職倫理支援官室企画総括課長など別の総理室職員だけでなく大統領府秘書室、汝矣島(ヨイド)国会議員会館などの名前も確認される。

 委員会がこの日公開した通話記録は2010年末、証拠隠滅事件に対する裁判が進行される過程で検察が裁判所に提出したもので通話日時、時間、回数などが含まれた通話記録の原資料ではない。

 委員会のイ・サンガプ弁護士は「チェ行政官がこの不法携帯電話をチャン主務官に支給し‘この電話はイ・ヨンホ大統領府秘書官が使っていたものだが、そこに番号が一つあるからそちら側で報告しなさい’と言った」として「パク前次官の通話記録はチャン主務官が電話を譲り受ける前になされたものと見てパク前次官とイ・ヨンホ秘書官が証拠隠滅をめぐり緊迫した連絡を交わしていたことを推察させる」と明らかにした。

 検察出身のユ・ジェマン弁護士も「大統領府が支給した不法携帯電話にヨンポ ラインの核心であるパク・ヨンジュン前次官が登場するのは非常に意味深長」としながら「検察はこのような資料を全て確保していながら、通話記録に登場する人々に対する積極的な捜査に入らず、今この事件を眺める人々から不良捜査をしたという非難を買っている」と指摘した。

キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/527476.html 訳J.S