本文に移動

情報当局 "北 核実験 準備" …北風 誘い出し

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/527280.html

原文入力:2012/04/08 19:03(1206字)

‘ミサイル発射’資料を出しながら、突然‘3次核’強調
1年前から公開…当局 "すぐには無い" 認定

4・11総選挙を3日後に控え、情報当局が 「北韓が長距離ミサイル発射に続き核実験を準備している」という資料を突然出して、もう一つの‘北風’誘い出しではないかという疑いが起きている。

 情報当局は8日、統一部記者たちに報道資料を送り「北韓は過去に2回の核実験を実施した咸北(ハムブク)、吉州郡(キルジュグン)、豊渓里(プンゲリ)で3次核実験を密かに準備している」として「北韓が新しい坑道を掘削しているが、工事が仕上げ段階にあることが確認された」と明らかにした。 この資料はまた「坑道入口の土砂は他地域から搬入されたと見られ、3月からその量が継続的に増加している」として「過去に北韓は核実験直前の最終段階作業で坑道を土砂で埋めてきた」と明らかにした。

 情報当局はまた「北韓は2006年にテポドン2号ミサイル発射の3ヶ月後に1次核実験を実施し、2009年には長距離ミサイル発射の1ヶ月後に核実験を電撃実施した」として「今回の長距離ミサイル発射と関連して去る3月23日外務省スポークスマン談話を通じて3次核実験の可能性を明らかにした」と説明した。

 しかし北韓が3次核実験をするために坑道掘削作業をしたり、終えたという情報は1年前の昨年2月と6月に政府消息筋を引用した言論報道を通じてすでに公開されている。 統一部のある官僚も「北韓の核実験準備は去る2009年の2次実験の後から行われており、昨年にも話が出てきた」と話した。 この報道資料内容の中で新しいものは豊渓里(プンゲリ)一帯に積みあげられた土砂写真が公開されたこと程度だ。

 情報当局は資料で「北韓、長距離ミサイル発射に続き核実験実施予想」と明らかにして、核実験が直ちになされることではない点を認めた。 さらにこの報道資料を送る前に統一部スポークスマン室と記者室に「北韓長距離ミサイル発射関連資料を送る」とだけ伝えた。 核実験関連資料という話は全くなかった。 ヤン・ムジン北韓大学院大学校教授は「今回発表された内容には別に特別な内容がない」として「南北関係を選挙の時に保守結集用に利用しようとする李政府の態度は本当にとんでもない」と話した。

 これに対して情報当局の関係者は「北韓の核実験が重大で緊急な安保事項なので、総選挙のような政治問題を考慮しなかった」として「いわゆる‘北風’というものが与野党の中でどちら側に有利なのか断定はできない」と明らかにした。 キム・キュウォン記者 che@hani.co.kr

原文: 訳J.S