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5千万ウォンの出処追跡の端緒登場


原文入力:2012.04.04 22:26修正:2012.04.04 22:26(1214字)

 <写真>チャン・ジンス前国務総理室公職倫理支援官室主務官が、昨年4月頃大統領府が‘口止め’用として渡したという5000万ウォンの札束を携帯電話カメラで撮っておいたものを4日公開した。 記号と包装番号など韓国銀行の引き出し記録が書かれた“官封”(左側)と官封で束ねられた5万ウォン札紙幣10束。 チャン・ジンス氏提供


チャン・ジンスの口防ごうと渡した‘官封札束’一連番号確認
チャン氏、包装番号まで写っている写真公開


国務総理室公職倫理支援官室(支援官室)のチャン・ジンス前主務官が4日、大統領府側から受け取ったという5000万ウォンの札束の写真を公開した。 この札束は韓国造幣公社で印刷した新券が一連番号の順に束ねられている“官封”形態で包装番号まで詳細につけられており、このお金の出処の捜査に決定的な証拠になるものと見られる。

この日公開された5枚の写真を見れば、5万ウォン新券が100枚ずつ束ねられた札束10個が二列にきちんと置かれている。 そして札束10個を一つにまとめた帯には品名が“韓国銀行五万ウォン券”と記されていて、記号と数量、包装番号が鮮明に写っている。 5万ウォン札1000枚の一連番号は‘CJ0372001B’から‘CJ0373000B’までと確認された。

 この金はチャン前主務官が「控訴審宣告直後の昨年4月13日に、チャン・ソンミョン大統領府公職規律秘書官が用意したものだと言ってリュ・チュンニョル総理室公職服務管理官がくれたもの」と主張した金だ。 公開された写真を分析した結果、この写真はLG電子のKU400携帯電話で撮影されたもので、撮影時点は昨年5月17日午後3時1分だった。 金を受け取った時点と撮影した時点が1ヶ月程差がある。

 チャン前主務官は<ハンギョレ>との通話で「金を受け取って1ヶ月の間悩んだ」として「金を使うことに決めて、使う直前に携帯電話で写真を撮った」と話した。 チャン前主務官はこの金のうち4500万ウォンは家賃の資金貸し出し金を返すのに、200万ウォンは生活費に、そして300万ウォンは両親に送金したと明らかにしている。 彼は「写真を撮っておいたのは公務員として記録を残すべきだとの考えもあったし、怖くもなったため」として「写真はだいぶ経ってから消したが、昨夜‘ファイナル データ’というプログラムを利用して復元に成功した」と説明した。 チャン前主務官はこの携帯電話を検察に出頭して提出し、最近返してもらったと付け加えた。 検察関係者は「携帯電話の写真内容を分析中」と述べた。

 キム・テギュ記者dokbul@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/ISSUE/91/526865.html 訳A.K