原文入力:2009-03-18午後07:18:00
北, 米国食糧支援 拒否 なぜ?
イ・ジェフン記者,リュ・ジェフン記者
北韓が米国が提供してきた人道的食糧支援をこれ以上受けとらないと明らかにしたのは多少心外だ。‘人道的食糧支援’の性格上、与える側ならば分からないが受ける側がこれを相手方を圧迫する‘カード’として使うことはできないためだ。それでも慢性的食糧不足に苦しめられている北韓は米国の支援をなぜ拒否したのだろうか? 北韓-米国、両者ともこれに対して何の公式説明もせずにいる。
先ずは食糧分配モニタリングを巡って北韓-米国間に持続してきた葛藤が問題になりうる。ワシントン外交消息筋らは17日(現地時間) 「米国側は‘北韓との合意で韓国語を駆使できるモニタリング要員数に制限がない。世界食糧機構の北韓駐在国際要員59人の中で韓国語駆使要員が12人はいなければならない‘として既存3人の他に9人の追加入国査証発給を要請したが北側はこれを拒否してきた」と伝えた。
食糧支援速度を巡る摩擦の可能性もある。北韓-米国は昨年5月50万t支援に合意したが、今までに16万9千tだけが運送された。北側としては‘米国が食糧はまともに支援することもせず分配モニタリングを名分にして隅々を偵察しようとしている’と不満を提起したとも考えられる。
他の側面では韓-米合同軍事演習‘キーリゾルブ’(9~20日)と来月4~8日の間に発射すると公言してきた‘人工衛星’問題など、最近の韓半島情勢と関連した北側の‘政務的判断’が作用した可能性もある。ヒョン・インテク統一部長官は18日、寛勲討論会で「韓-米両国がキーリゾルブ訓練中で、北韓の人工衛星発射公言以後、韓・米・日など国際社会の批判が強いがこういう状況に対する一つの答ではないのかと考える」と話した。
北韓が今後、米国および韓国と関係再設定過程で強硬な態度を守るというメッセージだという解釈もある。ヤン・ムジン北韓大学院大学校教授は「食糧不足のために韓国と米国に頭を下げることはないという意思」と解説した。
だが、外部の食糧支援が切実な北韓が米国の支援を今後もずっと拒否するか否かは分からない。これと関連して、北側が拒否する意思を米国政府に非公開で通知しただけに官営媒体を通じて対外的に公表しないでいる点に留意する必要がある。
イ・ジェフン記者,ワシントン/リュ・ジェフン特派員nomad@hani.co.kr
原文: 訳J.S