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大統領府 "民政首席室を通じて…"MBに査察報告の可能性 初めて認定

原文入力:2012/04/01 20:04(1446字)

李明博大統領 "正常手続き" …秘密ライン直報告疑惑に防御網
クォン・ジェジン当時民政首席の報告内容に触覚

李明博大統領が総理室公職倫理支援官室(支援官室)の査察結果の報告を受けた可能性を大統領府が認めた。 民政首席室を通じて適法になされたという主張だが、イ大統領が支援官室の査察活動を事前に知っていた可能性があるという点で注目される。

 チェ・グムナク大統領府広報首席は先月31日記者たちに会って「(支援官室文書の中で)懸案によっては支援官室で終結したのもあり、大統領府に報告した事案もある」として「民政首席室で必要に応じて李大統領に報告することもありうる」と話した。 大統領府が李大統領が支援官室の査察内容の報告を受けた可能性を認めたのは初めてだ。 しかし大統領府は李大統領が報告を受けるのは‘合法的な範囲’内でなされたと主張した。 チェ主席は「これら事案は全て正常な業務手順を踏んだもので、キム・ジョンイク氏とナム・ギョンピル議員などの2件は民政首席室に報告されず(支援官室の)イ・インギュ氏までが処罰され」と話した。

 大統領府が民政首席室の大統領報告の可能性を認めたために、直ちに世論はクォン・ジェジン法務長官の口元を見つめるようになった。 クォン長官は2009年8月末、民政首席に任命され、支援官室は同じ時期である2009年8~9月<YTN>等の放送会社経営陣と労組の粗探しなど旺盛に活動していた。 クォン長官が当時、李大統領に何を報告したのか、李大統領はどんな指示を与えたのかを明確に明らかにしなければならない理由がここにある。 クォン長官は‘検察捜査に影響を及ぼしかねない’という理由で口を閉ざしていると伝えられた。

 ところでたとえクォン長官が支援官室の査察結果報告にあって合法的な範囲を守ったと言ったところで、李大統領に向けられた疑惑の核心はそっくり残っている。 すなわち、李大統領がイ・ヨンホ前大統領府雇用労使秘書官または、他の‘秘密ライン’を通じて直接報告を受けたのかは依然としてクエスチョンマークとして残っている。 イ前秘書官は検察出頭前の記者会見で自身が今回の事件の‘胴元’だと自任したりもしたし、普段から大統領と単独面談するとして自身を誇示していたと伝えられた。

 李大統領が支援官室組織を重用したという情況も今一度目を引く。 チョン・ウンチャン前総理は2010年8月総理職を退きながら「総理として最も残念な点は(支援官室の)民間人査察」とし「このために大統領に‘支援官室をなくさなければならない’と言ったが‘うまく直してみなさい’と言われ従わざるをえなかった」と話した。 民政首席室を通じて合法的な範囲内で報告だけを受けるに終わったとすれば、なぜ支援官室の総責任者(イ・インギュ前公職倫理支援官)が拘束起訴された総理室組織をそのまま残せと言ったのかが疑問だ。 大統領府内外では李大統領が支援官室活動を全く知らなかったということにはできないので、‘民政首席を通じて合法的に内容の報告を受けただけ’という線で防御幕をはったのではという分析が出てくる。 アン・チャンヒョン記者 blue@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/bluehouse/526199.html 訳J.S